どうも、きーきあっです。
先日タイ・リーグの2019年シーズンが終わり、残すはいよいよタイFAカップのみ。
そのタイFAカップ決勝戦が先日行われました。
対戦カードは
【ラーチャブリーFC対ポートFC】
です。
そう、我らがタールア(ポートFCの愛称)が決勝に残ったんです!
このタイFAカップは日本の天皇杯に該当し、優勝するとACL(アジアチャンピオンズリーグ)の予選への出場権を得ることができるのです。
タールアがACLの舞台に立つのはファンとして是非とも観たい!
ということで、この決勝戦のチケットを手に入れるべく、発売日当日に購入を試みたのですが、なんと秒殺で完売。
それでもラーチャブリーFC側のチケットは何とか購入することができ、試合当日を迎えたのでした。
さて、タールアはACL行きの切符を手に入れることができたのでしょうか・・・。
スタジアムへGO!
FAカップ決勝戦の会場は、LEOスタジアム。
来シーズンよりタイ・リーグ1部に昇格するBGパトゥム・ユナイテッドのホームスタジアムです。
実はこの決勝戦、当初はスパンブリースタジアムで行われる予定でした。
それが途中でアーミースタジアムに変更となり、さらにLEOスタジアムへと変更されるというこのバタバタぶり。
しかもLEOスタジアムは収容人員が9,000人と、スパンブリースタジアムやアーミースタジアムが2万人以上収容できるのと比べ格段に小さいスタジアムなんです。
このせいでチケットが手に入らない人が続出したんですけどね。
そんなLEOスタジアムは、バンコク郊外のランシットというところにあります。
僕はまずモーチットまでBTSで行き、そこからバスでランシットまで行ってそこからバイクタクシーでスタジアムまで行きました。
そんなこんなで到着したLEOスタジアム。
この時点で試合開始3時間前でしたが、既にサポーターでいっぱい。それもタールアのサポーターが圧倒的に目立ちます。
まだ試合開始までは時間があるので、外に出ていた屋台でビールを買いました。
そしてスタジアムの敷地内では大会スポンサーのチャーンがイベントをやっていたり、とにかくお祭り感がすごい。
そしてタールアサポが群がっていたブースへ行ってみると、翌日のファン感謝デー?的なチケットを売っていました。
なんだかよくわからないけど観てみようと思い、100バーツ(約350円)で購入しました。
17時にPATスタジアムでイベントが行われるということは説明を受け理解しました。
で、その後はさっき買ったビールを飲んで時間を潰しました。
途中こんなパレードも通ったりし、本当にお祭り気分。
あとは目の前のスタジアムをボーっと眺めながら、今夜の試合を想像します。
ところでこのLEOスタジアム、僕はとても好きなスタジアムの1つです。
専用で観やすいのと、造りがちょっと面白いのが理由です。詳しくは後ほど。
目の前に座るタールアサポが着ているユニ。
そう、タールアは10年前の2009年に一度このタイFAカップを制しているんです。
きょう勝てば10年ぶり2度目の優勝です。
一方、対戦するラーチャブリーFCは勝てば初優勝、いや初タイトルです。
こちらFAカップ決勝の看板。ここにタールアのエンブレムが載る日が来るとは・・・。
そんな感傷に浸っていたところで、開門時間が来たのでスタジアムの中に入るとします。
いざ、観戦!
ということでスタジアムの中へ入りました。
今回はメインスタンド2階席に座りました。
かなりの急こう配で観やすいです。またバックスタンドがないのが特徴的。
またこちらのゴール裏は3階席まであります。
ここが埋まったらめちゃくちゃかっこいいんだけどな。
両チームの練習が始まる頃には日も落ち暗くなりました。
この時点でタールアサポは盛り上がっています。
そんなに埋まるかなって勝手に思っていたラーチャブリーFC側もかなり埋まっていました。
FAカップのロゴ。UEFAチャンピオンズリーグみたいでかっこいいな。
そしていよいよ両チームの選手が入場してきました!
ラーチャブリーFCのサポーターもビッグフラッグや立体的なフラッグを出す凝った演出をしてきました。
一方タールアサポは圧倒的な大声量!
だけじゃなく、ビッグフラッグも出します。
これは以前決勝戦に向け、ホームの試合で寄付を求めていたんだけど、そのお金で作ったのかな。
だとしたら僕のお金もここに少しだけど使われているはず。立派なものを作ったのね。
ちなみに1967というのはチーム創設の年です。こう見えて歴史あるクラブなんですよ。
両チームの写真撮影。
ちなみにタールアはシーズン3位。ラーチャブリーFCは8位でした。
今シーズン、両チームの対戦成績はタールアの1勝1分けです。
ラーチャブリーFCの選手たち。
タールアの選手たち。
スタメンですが、16番のボランチ、シワコーン選手が準決勝でイエローカード2枚をもらい退場になったため、決勝戦は出場できず。
その代わりに71番タナブーン選手がボランチの位置に入り、センターバックには22番ロチェラ選手が入ります。
さあ、いよいよキックオフです!
試合序盤から積極的に攻めるのはタールア。
前半途中でその勢いに乗りゴールを決めたかと思われましたが、VAR判定の結果オフサイドでノーゴール。
この試合、VARが明暗を分けます。
このまま前半終了かと思ったロスタイム、ラーチャブリーFCが左サイドを崩しゴール!
と思いきや、またもVAR判定に。
実はその前のプレーでラーチャブリーFCの選手とタールアのGKが接触しており、それがファウルではないかということでの判定だったのですが、結果はファウルとみなされノーゴールに。
そしてそのまま前半終了。
大喜びのタールアサポ。そして大ブーイングのラーチャブリーサポ。
このVARの結果で、スタジアムは異様な雰囲気に。
ハーフタイムのイベントも完全に白けてしまっていました。
そしてその余韻を引きずったままで始まった後半。
開始直後にタールアが先制します。
縦パスから抜け出した5番のスアレス選手が先制ゴール!
反撃したいラーチャブリーでしたが、タールア側から見ても何となく不利な判定が多い気がして、その結果ラーチャブリーの選手がレッドカードで退場となります。
そんなラーチャブリーにとどめを刺して試合を決めたいタールアでしたが、こちらもシャキッとせず。
特に途中出場した31番ヌルン選手が完全に相手キーパーと1対1、いや味方選手もいたので2対1という場面で、信じられないミスキックをしてしまうなんてことも。
これにはタールアサポも呆れてしまいました。
というか、シーズンを通してヌルン選手はこんなプレーが多かったんですけどね。
そしてロスタイム、またもVARが。
これはタールアの7番パコーン選手の相手選手に対するファウルについての判定でした。
結果はレッドカードで退場。
ただこれにはラーチャブリーサポは喜びませんでした。
それは試合終了間際で今更というのもありましたが、それよりもその前のペナルティーエリアでタールアの選手がハンドをしたのではという疑惑があり、それをなぜVARしないという不満があったからでした。
パコーン選手の退場も影響なく、試合終了。
タールアが1-0でラーチャブリーを下し、見事FAカップ王者となりました。
試合終了のホイッスルが鳴ったと同時にピッチへなだれ込むタールアの控え選手やスタッフ。
その中には美人オーナーでお馴染みのマダムペーンもいました。
もちろんサポーターも大喜び!
この後表彰式などがあったようですが、帰りの足を心配し早々に席を立ち、帰ることにしました。
幸い帰りはアヌサワリー(BTSビクトリーモニュメント駅)まで行くロットゥー(乗り合いバン)にすぐ乗ることができ、スムーズに帰宅できました。
試合の感想なぞ・・・。
タールアがFAカップを優勝したこと、来シーズンのACLプレーオフの出場権を得られたことは、サポーターとして本当に嬉しいです。
正直もし優勝したら感動して泣いてしまうのではないか、座っている席がラーチャブリー側だからその時にどうしようかなんて不安もあったんですよね。
でもいざ優勝を目の当たりにしても、あ、優勝したねーくらいの反応でしかなかったんですよね。
こうやって書いている今でもあまり実感がないくらいです。
これはラーチャブリー側の席に座っていたから感情を抑えていたわけでも、隣に座ったおじいさんが納得いかない判定の度に、
「今のおかしくない?タールアに有利な判定ばかりじゃない?」
と、てっきり僕をラーチャブリーサポーターだと思いこんで不満をぶちまけてきたのが申し訳なかったからでもないんですけどね。
こんなこと言ったら何なんですが、正直勝ったぞ!優勝したぞ!って大喜びできるような内容じゃなかったからかなあと。
カップ戦の決勝なんで、内容なんて二の次で勝つのが大事なのは重々承知しています。
せっかくの優勝なのに、グチグチ言うのは野暮なのもわかっています。
でもさっきのおじいさんじゃないですけど、正直判定に助けられた部分も多くて。
振り返ってみると、前半終了間際に得点を取り消されてしまったのが、ラーチャブリーFCにとって相当精神的ダメージが大きかったんだろうなと。
あの判定も正直微妙でしたね。
もしGKへのファウルだというなら、審判はあの時すぐに笛を吹いて試合を止めるべきだったし。
VARの判定をするのも何となくタイミング的に遅い気も。
他にもちょっと相手に対して厳しいなあという判定があり、タールアサポとしても素直に喜べない感じが。
あと決勝ゴールを決めた5番のスアレス選手。
この日もゴールを決めたし素晴らしい選手なんだけど、やたら痛がりすぎ。
これは前にも言ってるし、毎回思っているんだけど、すぐ痛がって倒れてアピールするんですよね。
そのせいで味方の攻撃の流れを止めることもあって、空気が読めない感があります。
それさえなければ、本当に頼りになる選手だし、プレーは素晴らしいので、これだけは何とかお願いしたい。
あと、途中出場の31番ヌルン選手。
2対1の場面でアレはないわ。あそこでしっかり決めていたらもっとすんなり勝てていただけに、とても残念です。
それ以外の場面でも精彩を欠いていたので、彼がスーパーサブ的な役割を果たしてくれたら、このチームはもっと強くなるし、勝ち点も増えると思うんですけど。
と、優勝したのにグチグチ書いてしまい、なんか感じ悪くなってしまったので良いことも。
まずスマンヤー選手。
今シーズンからタールアに移籍してきて、タールアが優勝争いできたりカップ戦王者になれたのも、スマンヤー選手を獲得できたお陰だと思っています。
彼の視野の広さ、パスセンス、試合の流れを読むこと、どれも素晴らしくさすが昨シーズンのシーズンMVPだけあるなあと思いました。
来シーズンのリーグ優勝、そしてACL本選突破を目指すには絶対に彼を手放してはいけないと思います。
今シーズンは怪我で出場できない試合もありましたが、来シーズンはフルに活躍してほしいです。
あとは34番の右サイドバック、セラノン選手。
個人的には今シーズンのチームMVPは彼か10番のボーディン選手だと思っています。
セラノン選手の積極的なオーバーラップ、豊富な運動量によるディフェンスは本当に心強かったです。
タールアで今一番替えの効かないポジションじゃないでしょうか。
そして10番のボーディン選手。
昨シーズンまでの頼りなさ、プレーの軽さが消えて、今シーズンは素晴らしいプレーをたくさん見せてくれました。
この日の試合も含め、終盤はちょっと魔法が解けてしまった感はあったけど、大きく成長した選手だと思います。
また、セラノン選手もボーディン選手も、どちらもタイ代表にも選ばれたので、今後さらなる活躍を期待したいです。
ということで、FAカップ決勝戦も終わり、タイ・リーグ2019年シーズンは終了しました。
タールアですが、リーグ戦は最後まで優勝争いに参加しての3位という結果は素晴らしいし、カップ戦のタイトルも手にして、充実したシーズンだったと思います。
ただ、リーグ戦を優勝するには足りないものがたくさんあるのが分かったシーズンでもありますし、来シーズンACLを戦うには、もっともっと戦力を強化しなければなりません。
ということで、シーズンオフの補強に大いに期待し、そして来シーズンを待ちたいと思います。
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以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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