どうも、きーきあっです。
長かったようであっという間だった、2018年のタイサッカーシーンも、
この試合で終わります。(代表戦は別です)
という事で、今回は2018年タイFAカップ決勝戦、
【チェンライ・ユナイテッド対ブリーラム・ユナイテッド】
の様子をお伝えします。
実はこの試合、タールア(ポートFCの愛称)ファンには注目の試合だったのです!
というのも、この試合の勝者が2019年のアジアチャンピオンズリーグのプレーオフ出場権を手にするのですが、ブリーラム・ユナイテッドはリーグチャンピオンなので、既に出場権を持っています。(リーグチャンピオンは本選からの出場)
もしブリーラムが優勝した場合は、リーグ3位であるポートFCが代わりにアジアチャンピオンズリーグのプレーオフ出場権が回ってくるのです!
これはタールアにとっても大チャンス!チャンピオンズリーグ出場の条件である、AFCライセンスを取得していないという噂もありますが、それでも可能性にかけたい!
これは是非ともブリーラムに勝ってもらわないと!という事で、ブリーラムを応援してきました。
さて、その結果は・・・。
スタジアムへGO!
チケットは事前にタイチケットメジャー(日本でいうところのチケットぴあ)で、事前に購入していました。
僕が購入したのは試合の2週間前でしたが、その時点でブリーラム側のメインスタンド、バックスタンド側は売り切れ、残っているのはチェンライ・ユナイテッド側とブリーラム側のゴール裏のみでした。
先ほど書いた通り、ブリーラムを応援したいのでチェンライ側に座るわけにはいかず、ブリーラムのゴール裏のチケットを購入しました。
値段は80バーツ(約240円)、日本でいうところの天皇杯決勝のチケットがこの値段!
※発券手数料が別途20バーツ(約60円)かかりました。
ちなみにこちらがチケットです。若干汚れ気味なのは、先日の大雨で財布を含め全身びしょ濡れになってしまったからです。
さて会場ですが、スパチャラサイスタジアムでした。BTSナショナルスタジアム駅から徒歩5~6分ほどのところにあるスタジアムです。
こちらチェンライのサポーター。チェンライはタイ北部の都市。
いつもながら遠くからお疲れ様です。
こちらブリーラムのサポーター。ブリーラムはタイの東北地方にあります。
同じく遠いところお疲れ様です。
で、こちらがポートFCのサポーター。
って、え??
なぜ関係ないタールアのサポーターがここに!
恐らくブリーラムが勝てばアジアチャンピオンズリーグのプレーオフに進めるとあって、ブリーラムを応援しに来たのでしょうが、だからといってなぜユニフォームを着てまで!
実は、彼らだけでなく、他にも大勢タールアサポがユニフォームを着てブリーラム側の席に陣取って応援していました。
まあ、気持ちはわかります。
この大会のスポンサーであるChangのブース。チャーンビールでお馴染みですね。
ブリーラムとチェンライがそれぞれブースを設けて、ユニフォームやシャツなどを売っていました。
ブリーラムのチームバス。バスの前で記念撮影するサポーターがいました。
確かにかっこいいもんなー。
さて、決勝戦!否が応でも盛り上がります!
いざ、観戦!
開門時間がきたので、スタジアムの中に入ります。
思えば、このスタジアムでゴール裏の観戦は初めてです。
雨季が明けたという情報もあり、今日はいい天気でした。
こちらブリーラムのバックスタンド側。コアサポーターが集まる場所です。
そのサポーターを前に並び、サポーターと一緒に歌う選手たち。この光景、いつ見ても素敵です。
こちらはチェンライのサポーター。
でこちらがゴール裏なんですが、このブルーとオレンジの大きなタスキ、もしかしたらと思うのですが、タールアサポが用意したのではないかと?
というのもこの色はブリーラムのチームカラーじゃなく、タールアのチームカラーなもので。
何となくそんな気がしてなりません。
それはそうと、もっと気になったのがこちら。
試合前日の段階で、チェンライのゴール裏以外は全て売り切れだったはずなのに、こんなに空席がたくさん。
こちらはブリーラム側のメインスタンドですが、チェンライ側も同じように空いていたし、ブリーラム側のゴール裏も空席はありました。
一体どういう事?
ちょっと、モヤモヤしつつも試合がいよいよ始まります。
大会スポンサーのChangのフラッグ。欧州チャンピオンズリーグっぽくていいなあ。
両チームが並んでいます。この後お馴染みの、国王を讃える歌が流れました。
両チームの記念撮影。ゴール裏からなのでこの角度。
ブリーラムのサポーターもビッグフラッグを出して盛り上げます!
さあ、いよいよキックオフです!
選手も円陣を組んで気合を入れます!
さて!と思った途端、縦パス1本のカウンターをくらい、チェンライに先制を許します。
あっけにとられるブリーラムサポーター。大いに沸くチェンライサポーター。
しかしすかさずブリーラムも反撃。相手陣内に切り込みファウルを誘いPKをゲット!
同点のチャンスでしたが、40番ディオゴ選手の蹴ったボールは相手GKに止められてしまいます。
先制点を奪われた時と同じくらい、唖然とするブリーラムのサポーター。
それでも気を落とさず攻め、17番のオズワルド選手が見事な個人技からのゴール!
ブリーラムが同点に追いつきます!
大喜びのサポーター!
流れはブリーラムペースでしたが、自陣ペナルティエリア内でファウルを犯し、VAR判定の結果PKを与えてしまいました。
蹴るのは9番ビル選手。ブリーラムのディオゴ選手とは対照的にしっかりと決め、チェンライが勝ち越し。
ビル選手は先制点に続き、この日2ゴール目。
そしてこのまま前半は1-2とブリーラムがリードされ終了。
なんとしても追いつきたいブリーラムは、後半いきなりPKを獲得!これもVAR判定の結果でした。
そして蹴るのは、先ほどPKを止められた40番ディオゴ選手。
今度は落ち着いて決め、ブリーラムが再び同点に追いつきます!
盛り上がるブリーラムサポーター!
しかし、またもチェンライにゴールを許してしまいました。
決めたのはまたもまたも9番のビル選手。この日3ゴールのハットトリックです。
この後ブリーラムも必死に反撃しましたが、ファウルでレッドカードをもらい1人少なくなったりした事もあり、反撃及ばずこのまま2-3で敗れてしまいました。
勝利に喜ぶチェンライの選手とスタッフ。FA杯優勝とACLプレーオフ出場を手にしたのですから、そりゃあ嬉しいでしょう!
サポーターも大喜び!遠くから来たかいがありました!
まとめ
シーズン中の圧倒的な強さからすると、この日のブリーラムは「らしくない」プレーが多かった気がします。
最初のPKを外したのも痛かったですが、それ以外にもミスが多かったかなあ。
とはいえ、40番のディオゴ選手や17番のオズワルド選手を中心とした攻撃は迫力がありましたし、特に後半は惜しいシーンが何度もありました。
そんなブリーラムの攻撃に耐え、見事に勝利を手にしたチェンライの選手は素晴らしかったです。
ACLプレーオフも頑張って勝ち抜き、本選出場を果たしてほしいです。
この試合を観て思ったのは、やはりこの2チームに比べたら、タールアはまだまだかなあと。
そもそも他力本願でACLに臨もうというのも甘いし、そういう意味ではまだそこまでのチームではないかなあ。
やはり自力でACLの切符を手に入れないと!
そのためにはこの2チームと、今シーズンリーグ2位のバンコク・ユナイテッドに来シーズンは勝たなければいけないわけです。
バンコク・ユナイテッドは早速大型補強をしていて、これからビッグクラブになっていきそうな雰囲気なので、今シーズン以上に手強くなります。
タールアも来シーズンに向け、積極的な補強と、今後に向けAFCのライセンスを取得してほしいです。
ライセンス取得のためには、今のスタジアムのキャパや座席(バックスタンドやゴール裏は石段みたいな席なので)では厳しいのでそのあたりも含め今後何らかのアクションを起こしてほしいです。
もちろん今のスタジアムの立地や雰囲気はすごく好きなんですけどね。
さて、この試合をもって、2018年のタイ・リーグは終了となります。
今年はタールアのシーズンチケットホルダーにもなりましたし、タイに住んでから年間で最も多くの試合数を観ました。
タールア以外の試合も、T1以外のカテゴリーもT1からT4まで全てのカテゴリーを観戦しました。
そこで思った事は、やっぱりタイのサッカーレベルは上がっているし、まだまだこれから強くなるしリーグも盛り上がる可能性は十分にあるなという事でした。
今シーズンに関していえば、T1は昨シーズンと比較し-3.0%の観客動員数(Wikipediaより)という事で、若干減少気味にはありますが、一方でT2は+11.0%の観客動員数(同じくWikipediaより)だったりと、この辺は昇降格したチーム次第で増減する気もするし、まだ十分伸びしろはあると思います。
タイに住んでいるサッカー好きとしては、これからもタイ・リーグを観続けたいと思いますし、応援したいと思っています。
そんな訳で、2019シーズンもタイ・リーグが楽しみです!そして来シーズンこそタールアがACL出場を!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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