どうも、きーきあっです。
2018年のタイ・リーグもいよいよ大詰め。
T1(タイの1部リーグ)は残り3試合というところで、我らがポートFCはアウェーでネイビーFCとの試合。
応援に行こうかとも思いましたが、場所が遠いのと、スタジアムまでのアクセスが良くないという事で断念。
だったら週末の休みを利用し、どこか1人旅しつつサッカー観戦でもしようと思いました。
そしてどうせならT2(タイの2部リーグ)が最終節なのでそちらを観ようかなと。
行きたい場所とサッカーの日程を見比べつつ候補に選んだのは2か所。
1つはラヨーン。観たい試合は、ラヨーンFCとPTTラヨーンのラヨーンダービー。
旅行を検討していた9月上旬の時点で、PTTラヨーンはT1に昇格する可能性があり(実際旅行を決めた後にT1昇格を決めました)、PTTがT2に降格するか、ラヨーンFCがT1に昇格しない限りラヨーンダービーは暫く観られない可能性があり、貴重かなと。
さらにPTTは首位に上がり、T2優勝の瞬間も観られるかもという特典!?付き。
最初はこちらの試合を観ようと、ラヨーンのホテルを予約したくらいでした。
もう1つの候補はコンケーン。コンケーンFCとチェンマイFCの試合がありました。
展開によっては、T1昇格をかけた戦いになる可能性があるため、こちらも注目していました。
すると、ものの見事に最終節を前に、チェンマイFCが3位、コンケーンFCが勝ち点1差の4位になり、勝った方がT1昇格(T2リーグは上位3位までがT1へ自動昇格)という、願ってもない展開に!
さらにさらに、T4(タイの4部リーグ)でタイの東北地区で2位になったコンケーン・ユナイテッドが各地区の上位チームがリーグ戦を戦いT3(タイの3部リーグ)昇格を決める、T4チャンピオンズリーグに出場し、その試合が翌日に行われる事も決定。
2試合観られるし、これはコンケーンの方が熱そうだと思い、ラヨーンのホテルをキャンセルしコンケーンのホテルと往復の深夜バスを手配。
また1人旅するのという妻を、今年最後だからと説得し、そして出発の日を迎えるのでした。
スタジアムへGO!
試合当日。僕はバンコクから深夜バスでコンケーンへと向かいました。
バンコクからコンケーンまでは、飛行機(約1時間)、鉄道(約8時間)、バス(約6時間)でそれぞれ行けるのですが、今回は深夜バスを選択しました。
バンコクを深夜0時15分に出発し、コンケーン第3バスターミナルに到着したのは朝の6時。
早めに到着したのは嬉しいのですが、こんな時間だしホテルにもチェックインできないし、朝ご飯を食べようにも、まだお目当ての店は開いていません。
という事でバスターミナルで時間を潰し、その後はイサーン料理を食べ歩いたりし、街中を散歩したりしてチェックインまでの時間を潰しました。
さて、夕方になりスタジアムへ向かう事にします。
コンケーンFCのホームスタジアムは、【Khon Kaen Stadium(コンケーン・スタジアム】です。ちなみにコンケーン・ユナイテッドもこちらのスタジアムをホームスタジアムにしています。
場所ですが、市街やコンケーン駅からは歩いて30分くらいの場所にあります。
歩けない距離でもないですが、ちょっと大変かもという方は、市内を巡回するバスに乗ればスタジアム前に着きます。
バスは一律15バーツです。
こちらバスの中に貼ってあった地図です。ちなみにバンコクまでのバスが発着する第3バスターミナルも行きます。
バスは24時間走っています。
スタジアム前にバス停があります。
地図も載せておきますね。
で、こちらがスタジアムです。
まずはチケットを買います。値段は一律120バーツ(約360円)です。
こちらがチケットです。
スタジアム前には屋台が並びます。
喉が渇いていたのでタイのミルクティーを買いました。値段は25バーツ(約75円)でした。
そしてこちらがスタジアムショップ。
狭い店内にはユニフォームやTシャツなどのグッズが並べられていました。
コンケーンのチームカラーは黄色と黒の縦縞。僕が応援する日本のプロ野球チームと同じです。
また、サッカーで言うと前橋育英っぽい?
提携しているコンサドーレ札幌のユニフォームやフラッグが飾られていました。
またモンテディオ山形のユニフォームも飾られていました。
モンテディオとも提携しているのかなと調べてみましたが、特にそういった情報はなし。
何故なんだろう?
いざ、観戦!
スタジアムの中に入ります。コンケーンスタジアムは7千人ほど収容できるそうです。
専用スタジアムではなく、陸上競技用のトラックもあります。
メインスタンドの最上段の席に陣取りました。そこからの光景です。
バックスタンド側にはお寺が。こういう眺めはタイっぽくていいですね。
アウェーチームが陣取るゴール裏の席。
ホーム側にはゴール裏の席がありません。
ここからだと無料で観られます。通称タダ見ゾーン(勝手に命名)。
リーグ最終戦、それにT1昇格がかかる大事な試合という事もあり、メインスタンドは試合開始1時間前にして早くも満席に。
やっぱり最終戦はたくさんお客さんが入るんだなあと思うのかもしれませんが、実はコンケーンFCは毎試合多くのサポーターがスタジアムに訪れるのです。
今シーズンの平均入場者数は、1試合あたり4,261人で、これはT2で1位。またT1のチームでもこの動員数に勝てるのは7チームだけ。我らがポートFCが1試合平均4,062人(10/2現在)なので、ポートFCにも勝ってます。
ちなみに明日観戦予定のコンケーン・ユナイテッドも4部のチームながら1試合平均3,910人を動員する人気チームです。
つまりコンケーンはサッカー人気が非常に高い街という事です。
試合前にMCの2人が掛け合いをしています。この試合に勝ったらT1昇格だという話を何度もしていて観客を煽ってました。
さあ、選手が入場してきます!
スタジアムも盛り上がっています!
バックスタンド側もほぼ満席に!
こちらアウェーのチェンマイFCのサポーター。同じく昇格がかかっているとあって、たくさんのサポーターが訪れていました。
ブレていますがチェンマイFCの選手。
コンケーンFCの選手。
タダ見ゾーンに群がる人たち。
お寺をバックにサポーター。
ビッグフラッグも出て、テンションは最高潮に!
試合が始まり、ホームの大声援をバックに攻めるコンケーンFCの選手たち。
一方、引き分けでもT1昇格のチェンマイFCはやや消極的。そして時間を稼ぐプレーが目立ちます。
特にゴールキーパーはそれが目立ち、その結果ファウルを取られます。
コンケーンFCにゴール近くでの間接フリーキックが与えられ、それを見事に決めコンケーンFCが先制!
立ち上がって喜ぶメインスタンドの観客。
バックスタンドではビッグフラッグが出ます。
こちらも。
決めたのは22番のDarko Tasevski選手。マケドニア出身で元マケドニア代表でもあります。
過去にバンコク・グラスFCやスパンブリーFCでもプレーしたことがあり、現在はコンケーンFCのキャプテンを務める選手です。
このままいけば、コンケーンFCがT1昇格!
と、喜んだのもつかの間、あっという間に同点に追いつかれます。
喜ぶチェンマイサポーター。
先制したほんの数十秒後です。メインスタンドのお客さんはあっけに取られていました。
さらにチェンマイFCが逆転。
このまま1-2とコンケーンFCがリードされ前半終了。
少なくとも2点以上取って、勝たないとT1へ昇格できません。
円陣を組み気合を入れるコンケーンFCの選手とスタッフ。
後半に入っても、チェンマイのGKはあの手この手で時間を稼ぎます。当然コンケーンのサポーターからは大ブーイング。
いたずらに時間が過ぎ、諦めたメインスタンドの観客がちらほら帰りはじめた87分、コンケーンが同点に追いつきます!
決めたのは11番のMark Landry Babo選手。コートジボワール出身の選手です。
今シーズン16ゴール目で、これはリーグ3位の得点数です。
ロスタイムも含め残り時間は少ないですが、あと1ゴール!
あと1点決めれば、T1昇格!スタジアムもまた盛り上がりを見せます!
コンケーンの選手は最後の力を振り絞って攻めるも、ゴールを奪えず結局2-2のドロー。
勝ち点差1で上回るチェンマイFCがそのまま3位になり、T1昇格を決めました。
試合終了のホイッスルが鳴り、倒れこむ選手。
昇格を喜ぶチェンマイFCのサポーター。
コンケーンFCも大声援をバックに頑張りましたが、あと1歩及びませんでした。
まとめ
T1昇格を目指して、両チームの選手は必死に戦い、いい試合でした。
また、スタジアムを埋めたサポーターの声援も素晴らしかったです。
試合が終わり、泣いている男性サポーターもあちこちで見かけ、何とも言えない気分になりました。
ちなみにこの日は6,489人がスタジアムを埋めました。そんな大観衆の前でT1昇格を決めたかったコンケーンFCの選手。とても残念な結果に終わりましたが、また来年があります。
この悔しさをバネにぜひ来年は優勝、そしてT1昇格を目指してほしいです。
そして引き分けに持ち込み、見事にT1昇格を決めたチェンマイFC。
初のT1昇格(のはず)、本当におめでとうございます!
これで来シーズンはT1で戦うという事で、チェンマイも盛り上がることでしょう。
僕もこれを機に来年は久しぶりにチェンマイに行こうと思っています。
という事で、これでT1より一足先にT2リーグは2018シーズンが終了しました。
T1に昇格するチームは以下の3チームです。
- PTTラヨーン(T2優勝)
- トラートFC(同2位)
- チェンマイFC(同3位)
そしてT3へと降格するチームは以下の2チームです。
- クラビFC(T2 14位)
- アントーンFC(同 15位)
T2優勝を果たしたPTTラヨーンですが、こちらも素晴らしいスタジアムをホームスタジアムに持っているチームなので、来年は訪れてみたいところです。
一方、T1も残り2節。先週末は3位のムアントンも4位のポートFCも共に勝ったため順位も勝ち点差も変わらず。
ムアントンは残り2試合ホームで戦う有利さはありますが、最終節は2位のバンコク・ユナイテッドとの試合。
ポートFCはホームでチョンブリーFCと戦い、最終節はアウェーでパタヤ・ユナイテッドとの試合と、2試合続けてチョンブリー県のチームと対戦するというなんともユニークな組み合わせです。
この記事を書いている10/2の時点ではまだどうなるかわかりませんが、まずは10/3のホーム最終戦を勝利で飾ってほしいです。
頑張れ、ポートFC!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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