どうも、きーきあっです。
半年以上ぶりにタイ・リーグが再開されて、それはもう清々しい毎日を送るかと思いきや、再開初戦でまさかの試合中の停電!
そしてそのまま試合終了という、なんとも珍しい結果に。
その中断の試合でですが、タイ・リーグの規定通りホームのポートFCの負けということになりました。
事前の情報で、規定がそうなっているというのは知っていたので、驚きもショックもなく、ただただやっぱりなという気持ちでした。
さて、そんな試合から1週間経ち、先週に続きこの日もタールアことポートFCのホームゲームが行われました。
相手は昨シーズンT2(タイの2部リーグ)を圧倒的な強さで優勝したBGパトゥム・ユナイテッドです。
元T2とはいっても、元々はバンコクグラスFC時代、強豪として知られたチームです。
そして今シーズンからT1に昇格するにあたり、積極的な補強を行い、その結果昇格組ながら優勝候補の一角に挙げられています。
積極的な補強ならタールアも負けてはいませんが、でもそんなタールアサポから見てもえぐい補強だなあと。
そんな大事な一戦を観てきましたので、その様子をお伝えします!
スタジアムへGO!
この日は台風の影響により前夜から雨が降ってました。
タイに台風がやってくるのは非常に珍しく、果たしてどうなるのかと心配しましたが幸いにも上陸は免れました。
雨は激しく降るのではなく、朝からシトシトと降っており、なんかタイらしくない天気でした。
そしてそんな雨も夕方には止み、雨が降ったことで気温も高くなく、これは絶好の観戦コンディション!
ということでスタジアムに到着。
チケットは先週既に手に入れているので、まずやることといえば、そう飲むこと!
スタジアムの敷地内はまだ飲食店の出店が許可されていないので、敷地外に出している屋台へ。
ここは先週ビールを買った場所です。
この日はビールとつまみを買い、観戦仲間がやってくるのを待ちながら1人飲むことにしました。
ビアリオの大瓶が70バーツ(約245円)、あとは唐揚げ串とソーセージ串を1本ずつ。こちらはそれぞれ1本10バーツ(約35円)でした。
ビールを半分くらい空けたところで観戦仲間がスタジアムに到着。
ビールを飲みながら色々話をして、開門時間まで時間を潰しました。
いざ、観戦!
開門時間が来たのでスタジアムの中に入ります。
この日も体温チェックからアプリでの入場チェックなど、厳重なチェックをしていました。
そのチェックも無事に終わり、いつものようにメインスタンドへと陣取ります。
こちらがチケット。タールアのチケットはプラスチック製で試合ごとに選手の写真がプリントされているのが特徴です。
この日は16番のMFシワコーン選手でした。
それなのにシワコーン選手はこの日スタメンどころかベンチ入りすらせず。
先週の試合に前半途中で交代したので、どうやら怪我の様子。心配です。
最初に書いた通り、この日の対戦相手はBGパトゥム・ユナイテッド。
この試合の前までに3勝1分けと評判通りの強さを見せています。
先ほどの画像でも分かるのですが、なんと開門時間を過ぎたあたりから雨が降ってきて、途中かなり雨脚も強くなりました。
僕たちが座るメインスタンドは屋根があるので辛うじてセーフなのですが、バックスタンドやゴール裏は屋根がないので、レインコートが必須となります。
さて、そんな雨の中スタメンが発表されました。
もちろん今回もやります、きーきあっ的スタメン紹介!
まずはGK、18番ラッタナイ選手。
身長が180cmとGKとしては決して大きくありませんが、シュートへの反射神経は鋭いです。
ただキックの精度がイマイチ。
続いてセンターバック。4番のエリアス選手。
スウェーデンとタイのハーフ。196cmと体格に恵まれてますが、所々で見せるプレーの危なっかしさが課題。
タイ代表にも選ばれてるので、一皮むけてほしい選手です。
そしてもう1枚のセンターバック。6番のトッサポン選手。
先ほどのエリアス選手など、実はタイ代表経験者のセンターバックが数名いる中で、再開後2試合続けてのスタメン。
でもこの2試合を観て、彼が他の選手よりも安定したプレーを見せていたのは確かです。
あ、彼も1試合だけタイ代表として出場経験がありました。
続いて右サイドバック、34番のセラノン選手。
豊富な運動量と積極的な攻撃参加が武器の選手。
ただ持ち前の気の強さ!?でプレーが荒くなることがあるのが心配になるときがあります。
そして左サイドバック、15番のマーティン・ステイブル選手。
昨シーズンから加入したフィリピン代表の選手です。
昨シーズンは同じ左サイドバックのケヴィン選手が負傷がちだったこともあり、思っていた以上の活躍でした。
ここからは中盤の選手。
守備的MF、8番のコ・スルギ選手。
同じく昨シーズンからタールアに加入、韓国人選手らしいフィジカルの強さと、大事なところでゴールを決める勝負強さで、すっかりタールアの主力選手の1人となりました。
調子が良い時はボールをどんどん捌くのですが、調子が悪い時はパスの出しどころに迷って流れが止まってしまうので、非常に観ていて分かりやすい選手です。
そしてもう1枚の守備的MF、31番のカナリン選手。
16番のシワコーン選手が負傷したこともあり、前節に続いてスタメン。
先週の試合ではあまり良さが出ていなかった印象ですが、果たしてこの日は!?
右サイドハーフは7番のパコーン選手。
右サイドからの鋭いクロスや、ゴール前のフリーキックが武器。
昨シーズンの前半は、彼を代表に呼んでくれ!と思うくらいのプレーを見せていたのですが、彼もまた好不調の波が激しい選手。
チームの大型補強に若干弾き出されつつあるので、ここでいいところを見せてほしいです。
そして左サイドハーフは23番のケヴィン選手。
本来は左サイドバックの選手ですがこの日は1列前でのプレー。
果たしてどうなるのか?
トップ下は37番ヘベルチ選手。
ムアントン・ユナイテッドから今シーズンより移籍したタイ・リーグで屈指の成績を残すブラジル人選手。
敵チームで観ていた時のようなキレキレのプレーはまだタールアでは見せてもらってないのですが、いつ力を発揮してくれるのでしょうか。
そしてFWは5番のスアレス選手。
ゴールもアシストも出来る万能型FW。本当に頼りにしてます。
試合中にカッとなりファウルをもらう癖がなくなれば、全幅の信頼を置けるのですが・・・。
さて、スタメン紹介が終わったところで、両チームの選手が入場してきました。
コロナウィルスの影響により、こんな感じで整列します。
試合前の記念撮影もソーシャルディスタンス。
試合前恒例の女性オーナー、マダムペーンによるGKに花を渡す儀式。
話は変わり、BGパトゥム・ユナイテッドの10番は昨シーズンまでタールアでプレーしていたスマンヤー選手。
大型補強に喜んでいる間に、彼がBGパトゥムに移籍するというニュースはショックでした。
本当にいい選手なんだよなー。
そして注目はもう1人。
中断期間中にセレッソ大阪から移籍してきた、丸岡満選手。
ドルトムントでもプレーした彼が、まさかタイ・リーグにやってくるとは・・・。
しかもこの日がタイ・リーグのデビュー戦です。
丸岡選手はこの日トップ下のポジションで後半途中までプレーしました。
もう先に言ってしまうと、先制点は彼のパスから生まれました。
さあ、キックオフです!
先ほど書いたとおり、先制点はBGパトゥム。
決めたのは19番のFWチェンロップ選手。
チェンロップ選手は昨シーズンまでタールアに所属していました。
まさに恩返しゴール。
前半はそのまま0-1でBGパトゥムがリードしたまま終了。
後半の巻き返しに期待したいところでしたが、6番のCBトッサポン選手が負傷交代したあたりから、悪い流れが・・・。
まずそこで交替枠を1つ使い、そして7番のパコーン選手に代え99番のネルソン・ボニーヤ選手を投入。
しかしそのボニーヤ選手がわずか数分で負傷。そのまま10番のボーディン選手と交代しました。
それでもタールアは後半惜しいシーンを何度か作ったものの、ゴールは奪えず結局0-1で敗戦。
2試合続けてホームでの敗戦という、最悪な結果となりました。
試合の感想なぞ・・・。
いやー、完敗ですよ、完敗。
何もさせてもらえなかった感があります。
実際、タールアの選手は後半途中までペナルティエリア内でシュートを全く打てていませんでしたからね。
まあシュート以前にパスも繋がらないし、連携で崩せる予感が全くしないくらい、選手同士が噛み合ってなかったです。
そうなるとヘベルチ選手をはじめ攻撃陣が強引にドリブルで持ち込もうとしては、BGパトゥムの守備陣に跳ね返されるという繰り返しでした。
昨シーズンはそんな時に試合を作ったりプレーの流れを変えたりしてくれた選手が、今目の前にいるスマンヤー選手だったというのも皮肉な話です。
そしてそのスマンヤー選手ですが、やっぱり上手い!
ゲームを組み立てるという言葉がピッタリくるなあと思うくらい、パスにドリブルに存在感を出していました。
また、スマンヤー選手以外にも、昨シーズンまで大分トリニータでプレーしていた8番のティティパン選手、中断期間中にムアントン・ユナイテッドから移籍してきた6番のサーラット選手など、中盤の豪華さは今やリーグ1といっても過言ではありません。
そしてこの日デビューした丸岡選手もその1人。
しっかりと自分の持ち味を出せていた気がします。
開幕前の時点でも優勝候補の一角と言われていましたが、そこから更にサーラット選手や丸岡選手も加入したことで、一角どころか優勝候補筆頭といってもいいのではないかなと思います。
さて、一方のタールア。
こちらも優勝候補と言われたはずなのに、まさかの再開後2連敗。しかもホームで。
でも、この日の内容を見る限り、まさかとは言えないかなあ。
なんか噛み合ってないんですよね。
昨シーズンのように、相手を崩しまくって暴力的に点を取る姿がまだ見られないです。
しかもボニーヤ選手をはじめ怪我人も続出だし。
いくら選手層が厚くなったといっても、こんなに怪我人が出ると心配になります。
なーんて愚痴を言っていても仕方ないので、気持ちを切り替えるしかないんですよね。
それにサッカーが観られなかったこの数カ月を考えると、こんな悔しい思いができるのもサッカーが観られるようになったわけですし。
ということで、次節のアウェイ戦、トラートFCとの試合で巻き返しを期待します。
頑張れ、タールア!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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