どうも、きーきあっです。
先日行われたスズキカップにより中断期間に入っていたタイ・リーグ。
そのスズキカップではタイ代表が見事2大会ぶりの優勝を決めました。
いやー、久しぶりに見ていて楽しいタイ代表でした。
やっぱりチャナティップは別格でしたね。スピード、テクニック、そしてフィジカルだって他の選手を圧倒していました。
そのチャナティップが川崎フロンターレへ移籍という話も出ていますが、本当凄いですよね。
あのチャナティップがJリーグのトップクラブである川崎に移籍するなんて。しかも高額の移籍金で。
チャナティップもJリーグで昇りつめた感がありますね。
ということで、スズキカップ優勝で東南アジアの王者に返り咲いたタイ。そうなると次はタイ・リーグです!
というわけで今回は、
T1リーグ第16節【ポートFC対バンコク・ユナイテッド】
の観戦記です。
後半戦開始早々、ビックマッチが行われ大注目なのですが、タイでもコロナのオミクロン株の感染者が急増し、前日の土曜日に行われる予定の試合がいくつか延期になったりしました。
実際この試合も延期になるのではとヒヤヒヤしていましたが、何とか無事に行われました。
さて、どんな試合になったのでしょうか・・・。
スタジアムへGO!
約2カ月ぶりの試合ということで、ワクワクしながらタールア(ポートFCの愛称)のホームスタジアムであるPATスタジアムへと向かいます。
この日観戦できるのはスタジアムの収容人員25%までということもあり、一般に販売されるチケットを求め朝から長蛇の列ができたのだとか。そして午前中のうちに完売してしまいました。
でもそんなチケット争奪戦に参戦しなくても、僕にはシーズンチケットという強い武器があります。
無事にチケットゲットです。
ちなみに前回はチケットを手にするまで、LINEでワクチン接種証明の画像を送ったり、書類にサインしたりという手順を踏まなくてはならなかったのですが、今回はただ会員証を提示し、最後に書類に受け取りのサインをするだけでした。
さらにタールアのロゴが入ったマスクまで貰いました。
いざ、観戦!
チケットも手に入れ、スタジアムの中へと入ります。
いつものようにメインスタンドへと陣取ります。
そしてここで恒例の、きーきあっ式スタメン紹介。
この日は写真を撮り忘れたので、以前撮った写真を使い回して紹介します。
まずはGK。36番のウォラウット選手。
実はこの中断期間中にタイ代表のGKカウィン選手を獲得したので、さっそくスタメンか!?と思ったのですがベンチ入りもせず。
現時点での正GKであるウォラウット選手が起用されました。
カウィン選手を獲得したものの、今シーズンのウォラウット選手は安定したプレーを見せているので、今後どちらが起用されるのかが楽しみです。
センターバックはタナブーン選手。エリアス選手は先日のスズキカップで負傷、キャプテンのロチェラ選手は負傷なのか前節でイエローカードを貰っているので累積での出場停止なのかは分からないですが、とにかくレギュラーのセンターバックがいずれも不在。
そこで起用されたのがタナブーン選手。ボランチもできる選手ですが、タールアではセンターバックとして起用されることが多いです。
過去の写真を使っているので背番号71になってますが、現在は17番です。
そしてもう1人のセンターバックは20番のアディソン選手。
2020年にムアントン・ユナイテッドから移籍してきましたが、タールアではなかなか出番に恵まれず久しぶりのスタメン出場です。
タナブーン選手もそうですが、このアディソン選手も期待されての加入ですし、タイ代表の経験もある選手ですので、なんとか頑張ってほしいところ。
右サイドバックは33番フィリップ・ローラー選手。
先日のスズキカップ決勝戦1stレグではキレッキレのプレーを見せ、インドネシア相手に4-0と大勝した立役者の一人。
本当に素晴らしいプレーを連発し、え?本当にあのローラー!?と目を疑ったほど。
今度はそのプレーをぜひタールアでも見せてほしい!
左サイドバックは23番ケヴィン選手。
積極的な攻撃参加と左足からのクロスが武器の選手です。
彼が怪我から復帰してからチームも連勝を続けていて、やっぱりタールアにとって欠かせない存在なんだなあと思い知らされました。
代表に選ばれてもおかしくない選手だけに、あとは怪我さえしなければ。
ボランチは16番シワコーン選手。
プレーでも精神面でもチームの柱となっている選手。
副キャプテンですが、この日はキャプテンのロチェラ選手が不在のためキャプテンマークを付けてプレーします。
もう1枚のボランチは69番のサンセーン選手。
レギュラーのコ・スルギ選手が怪我で欠場する中、現在猛アピール中の選手です。
豊富な運動量を誇りますが、若干プレーが荒いのが気になります。でも期待してます。
右サイドハーフは95番のアディサック選手。
先日のスズキカップ決勝戦2ndレグでは貴重な同点ゴールを挙げた選手です。
今回スズキカップに帯同したタールアのオーナー、マダムペーンのシンガポール土産!?としてムアントンからタールアへ電撃移籍しました。
そしてリーグ再開後さっそくスタメン起用!
昨シーズンはタールアでプレーしていたので、正確に言うと再加入的な感じですが、FWが不足していたタールアにとっては大きな補強になりました。
本職はFWですが、チームの戦術上サイドハーフ的なポジションでのプレーとなります。
また、昨シーズンの写真を使っているので背番号が9になってますが、現在は95番です。
トップ下には5番のスアレス選手。
プレーが荒い、すぐに痛がる、すぐに熱くなるなど、色々問題はありますが、それでも頼りになるタールアのエース。
相手と接触し大げさに痛がっている時は心配しなくていいことが最近分かりました。
そして左サイドハーフには10番のボーディン選手。
スズキカップでは決勝戦は1stレグ2ndレグどちらもスタメン出場し、1stレグではダメ押しの4点目を決めるなど、確実に爪痕を残して帰ってきました。
絶好調時は誰も止められない天才ボーディンと、そうでない時はどこにいるのか分からないくらい消える残念ボーディンと2つの顔を持ちますが、絶好調時のプレーを観たらどうしても期待してしまいます。
FWは9番のネルソン・ボニーヤ選手。エルサルバドル代表です。
ここ数試合は調子を落としているのか精彩を欠いている感がありますが、大事なところで決めてくれる選手です。
アディサック選手の加入で発奮してほしいところ。
と、スタメン紹介が終わったところで、選手入場です。
こちらはバンコク・ユナイテッドの選手たち。
試合開始の時点で2位につけています。
この日はスズキカップでもプレーした18番ティティパン選手、19番トリスタン・ドー選手はベンチスタートでした。
一方こちらはタールアの選手たち。試合開始前の時点では5位につけています。
2位のバンコク・ユナイテッドに勝って差を詰めたいところです。
マダムペーンです。
スズキカップではマネージャー的な存在として代表に帯同。
何故かベンチ入りしゴールや勝利を喜んだだけではなく、優勝した後の表彰式ではキャプテンのチャナティップの後にメダルをもらったり、優勝カップを掲げたり、記念撮影では中央に陣取ったりとやりたい放題、もとい目立ちまくってました。
そしてタールアのサポーターには、スズキカップでプレーしたアディサック選手とカウィン選手を獲得してくるという、素晴らしいお土産まで持ってきてくれ、もうさすがとしか言いようがありません。
そんなマダムペーンを中心に試合前の円陣です。
さあ、キックオフ!
前半40分に左サイドをボーディン選手とスアレス選手が崩し、そしてアディサック選手が移籍後初ゴールを挙げ先制します。
前半はそのまま1-0で折り返します。ここまではいい感じ。
しかし後半に入ると何故かタールアは守りに入ります。
そうなると当然バンコク・ユナイテッドが攻撃に力を入れるわけで。
途中ティティパン選手、トリスタン・ドー選手、そして昨シーズンまでタールアに在籍したヘベルチ選手を投入しさらに攻撃をしかけてきます。
それでも何とか凌いでいたのですが、終了間際バンコク・ユナイテッドに同点ゴールが生まれます。
ただ、このゴールについては、その前に副審がオフサイドフラッグを揚げており、それによってタールアの選手がプレーを止めていたのですが、実際はオフサイドではないとの判定でゴールとなります。
当然、選手も監督も審判へと猛抗議。サポーターからも激しいブーイングでスタジアムが騒然となりました。
判定への不満などでタールアのサポーターが怒りを表すときに
「オイ、オイ、タールアオイ!」
というチャントがあるのですが、このプレーでタールアサポは大合唱。
そしてマダムペーンもそれを煽ります。
しかし当然ながら判定は覆らず。というよりVARの結果でゴールになってますので覆るはずもなく。
そしてそのまま試合終了。
試合後は両チームの選手ももみ合いになるなど、スタジアムは殺伐とした空気に。
それでも試合後はバンコク・ユナイテッドの選手がタールアのベンチやサポーターのところへ挨拶にくるいつもの光景が見られ、何とか落ち着きを取り戻し巻いた。
試合の感想なぞ・・・。
試合の感想で審判の判定どうこうというのはあまり言いたくないし、書きたくないのですが、それでもこの判定については残念としか言いようがないです。
僕達がいたメインスタンドからは死角になっているため、その時の状況がよく分からなかったのですが、翌日ハイライトを観てみたところ確かに副審はオフサイドだとしてフラッグを揚げていました。
そしてそれを見てタールアの選手はプレーを止めていました。
それがゴールの判定ですよ。
選手が勝手にオフサイドを主張しそれでゴールを奪われたのであれば納得できますが、明らかに揚げてますし、それでプレーを止めてますからね。これは選手を責められないです。
バンコク・ユナイテッド相手に引き分けという結果だけなら、まあ最低限の結果だと納得できますが、この失点での引き分けは納得できないです。
ただ、タールアにも落ち度がなかったかというとそうではないかなとも思ってます。
それは後半のプレーです。後半に入って明らかにチーム全体で引いて守っている感がありました。
前半にバンコク・ユナイテッドに圧倒されていたならまだ分かります。それでも守りに入るのは早いですけどね。
でもこの日のバンコク・ユナイテッドはそれほど怖さはなく、むしろ前半はタールアが圧していました。
何故引いたのかが分かりません。というか今シーズンはこういう事が度々あります。
何度も言うけど、タールアは1-0で守り勝つようなチームじゃないし、そんな勝ち方は得意じゃないはず。
むしろノーガードの殴り合いのような試合が得意だったはず。
なんかこちらが勝手に相手を恐れ、そして腰が引けてしまった感じがあり、それに関してはとても残念でした。
ということで勝てる試合を逃してしまったタールアですが、それでもまだ後半戦は始まったばかり。
気持ちを切り替え、次の試合へ臨んでほしいです。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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