どうも、きーきあっです。
6月に入ってからリーグ戦未勝利が続く我らがタールア(ポートFCの愛称)。
前節もアウェーでのラーチャブリーFC戦で先制するも後半終了間際に同点ゴールを決められドロー。
幸い上位チームも揃って負けたり引き分けするチームがほとんどだったため、勝ち点差も離されず順位も5位のまま。
ただこれ以上上位と離されないためにはこの日どうしても勝たなければいけないわけで。
という事で今回は、
T1リーグ第18節【ポートFC対チョンブリーFC】
の試合の模様をお伝えします。
相手は名門チームのチョンブリーFC。
一体どんな試合になったのでしょうか・・・。
スタジアムへGO!
いつものようにバイクでスタジアムへ・・・ではなく、この日は珍しく1人の観戦ではなかったのです。
最近バンコクに駐在員として勤務することになった弟の元同僚と方と一緒に観戦する事になったからです。
彼とは少し前に一緒に食事をし、その際にサッカーの話になって一緒に観戦しようという流れになりました。
という事で2人でアソーク駅で待ち合わせし、スタジアムへと向かいました。
最初はMRTで行こうと思ったのですが、面倒くさくなってアソークからタクシーでPATスタジアムへ。
メーターで59バーツ(約206.5円)でしたが、運転手さんがタールアのファンだというのと、連敗脱出の願掛けでチップも含め100バーツ(約350円)を渡しました。
で、スタジアムに到着しいつものようにシーズンチケットを提示し僕の分はチケットをゲット。
そして同行の友人のチケットを購入すべく、チケット売り場へと向かったのですが何とチケットを求める人の長蛇の列。
チーム状態とは対照的に、ここ数試合チケットが完売したりするので、キックオフ3時間前にスタジアムに着いたにもかかわらず、この状態。
写真だとそうでもないですが、この後ろにはたくさんの人が並んでいました。
それでも無事にチケットをゲットし、開門までビールを楽しみます。
普段はバイクなのでビールは控えていますが、この日は心置きなくビールを飲めました。
やっぱり試合前にスタジアム周辺で飲むビールは最高です。
で、近くで拡声器を持った男性が何やら話しているので何かと思いきや、古いユニフォームのオークションをやってました。
あまり見た事ないタールアの昔のユニフォームなんかが出品され、盛り上がっていました。
僕たちのすぐ隣の男性が落札したので見せてもらいましたが、僕も手を挙げればよかったと思ったほど。
ちなみに後半は関係ないウボンやランパーンFCなどのユニフォームも出品していました。
いざ、観戦!
大瓶のビールを2本飲みきり、開門時間もやってきたのでスタジアムの中に入ります。
いつものようにメインスタンドに陣取ります。
こちらが今日のチケット。
両チームの選手が入場してきました。
この日は左サイドバックに新しく加入したフィリピン代表Steuble選手がスタメン出場しました。
あとはほぼいつものメンバー。これについては後ほど改めて触れます。
こちらはアウェーのチョンブリーFC。
リーグ戦11ゴールを挙げ得点王の71番ルキアン選手は前節に続きこの日もベンチ外。
ちなみにルキアン選手はジュビロ磐田や他のJリーグチームが狙っているという情報が。
怪我でも出場停止でもないのにベンチ外ということは・・・?
余談ですが、英語版ウィキペディアのチョンブリーFCのページにルキアン選手の名前が消えています。
またサッカー選手のデータベース的なサイトがあるのですが、そこにはルキアン選手の所属がジュビロ磐田になっています。
という事は・・・?
試合前恒例の円陣。
オーナーのマダムペーンももちろんスタジアムへ足を運んでいました。
いよいよキックオフ!
連敗中すっかりとお馴染みになった前半早めの時間帯にうっかりミスからの失点。
この日も例外ではなく先制されました。
しかし何とか連敗を阻止すべく積極的に攻めるタールアが、同点に追いつきました!
決めたのは16番シワコーン選手!キャプテンのロチェラ選手が外国人選手の獲得で登録外となったため、キャプテンマークを巻いていますが、その気合が伝わるゴールでした。
本来ならこれで勢いに乗らなければならないのですが、反対に勝ち越しゴールを決められてしまいます。
あーあ、この日も同じような流れかと思ったところ、前半終了間際に5番のスアレス選手が同点ゴールを決めました!
スタジアムも大盛り上がり!
終了間際に追いつき、2-2の同点で前半を折り返しました。
これは大きい。
これなら後半もいけるという雰囲気でしたが、残念ながら後半は失速。
ふがいないプレーと、不可解な選手交替に珍しくタールアのサポーターもブーイングをしたりと苛立ちを隠せなくなってきました。
唯一沸いたのは71番タナブーン選手が出場した時。でも16番シワコーン選手の負傷による交替のため、喜びも半減ですが。
連敗中、そしてこの日もプレーに精彩を欠いた7番のパコーン選手。
我慢の限界なのか、サポーターからブーイングを浴び、それに対してパコーン選手も挑発するシーンもあり、スタジアムの雰囲気は正直良くありませんでした。
前半の点の取り合いとは対照的に、後半は両チーム無得点に終わり結局2-2の引き分けでした。
試合後恒例になっている、選手がサポーターへ挨拶しサポーターが歌うという光景ですが、バックスタンド側のサポーターは歌を拒否。
両方のゴール裏ではいつものように歌を歌い、選手を讃えていたのが救い。
ただバックスタンド側のサポーターの気持ちも分からないでもないかな。
というのも、いつもは全員の選手がサポーターの元にやってくるのですが、この日は数名の選手がいませんでした。
その中に7番パコーン選手も含まれていました。
試合の感想なぞ・・・。
引き分けに終わったものの、結局この日も勝つことができず、もう1か月以上リーグ戦の勝ち星から見放されています。
結果に関係なく、試合中や試合後には選手を鼓舞し讃えるサポーターも我慢の限界なのかブーイングも起こしていました。
個人的にはそれが選手へいい影響を与えるとは思えないし、こういう時だからこそサポーターが鼓舞するべきだと思いますが、不満に感じる気持ちが分からないでもないです。
選手個人に対してあまり批判的なことをこのブログでは書きたくないですが、それでもやっぱり7番のパコーン選手については書かずにいられません。
今までも何度か書いていますが、今シーズンの彼のプレーについては正直満足度が低いです。
パスミス、ドリブルでボールを取られることが多く、それがピンチもしくは相手のゴールに繋がっています。
攻撃的な選手なのでチャレンジは必要ですし、ミスを恐れては良いプレーもできないので、そこに関しては僕自身も仕方ないと思っています。
ただ問題はボールを取られた後です。取られたボールを取り返しに行く姿勢がないのです。
その辺の淡白さがサポーターが不満に感じるのではないでしょうか。
しかもこの試合ではサポーターに対して挑発的なポーズまでしていました。
文句があるなら交替させるようアピールしろよみたいなジェスチャーでした。
パコーン選手自体も満足できるプレーができていなく苛立っているのかもしれませんが、その気持ちをサポーターに向けても仕方ないでしょう。
サポーターが怒っているのは結果だけではないのです。実際試合後ゴール裏に挨拶に来た選手に対して声援を送っているサポーターも大勢いました。
11番のスマンヤー選手は選手が引き上げた後も1人最後まで写真撮影やサインに応じていました。
別にファンサービスをしろとは言いませんが、噛みつく相手はサポーターではないでしょって話です。
そして選手よりも問題なのが監督についてです。
こちらも僕はしつこいくらいに書いていると思いますが、残念ながらこの試合でも不満に感じることがありました。
なんといっても選手交代の不可解さです。
この日の選手交代はこんな感じでした。
- 10番MFボーディン選手→31番MFヌルン選手
- 30番FWジョシマール選手→11番MFスマンヤー選手
- 16番MFシワコーン選手→71番タナブーン選手
まず1人目の交代。ここでサポーターからブーイングが起こります。この日の10番ボーディン選手は決して悪い出来ではありませんでした。むしろもう1人の攻撃的MF7番のパコーン選手の方が先ほども書いた通り精彩を欠いていたので、代えるならこちらでしょ。
それに31番ヌルン選手は残念ながらパコーン選手同様プレーに精彩を欠いています。
それなら11番のスマンヤー選手を出すべきです。
そして2人目の交代。そのスマンヤー選手が出場するのですが、これ自体は悪くないです。ただスマンヤー選手を出すタイミングが遅いというだけで。というより何故スタメンで使わないのかという疑問の方が大きいですけどね。
最後に3人目。この交代の前から16番シワコーン選手は足を負傷したようでベンチに再三交代を申し出るサインを送ってます。スタンドにいる僕たちも気づいていました。
しかしそのサインから随分経ってからようやく交代させました。
この間シワコーン選手は足を引きずりつつプレーをしています。
何やってんのって話です。これで怪我が悪化し次の試合に影響したらどうするんだって。
交代が遅れる理由がわかりません。試合も大詰めの段階ですから、交代選手のアップができていない訳がありません。
と、ここまで書いてお分かりのとおり、選手交代が全て後手後手、そして的確とは言えない交代。
もっと言ってしまうと、プレーに精彩を欠いているパコーン選手をスタメンで使い続ける理由もわかりません。
交代で出場している11番スマンヤー選手が入ると、ボールをキープしまたパスも散らしてくれるのでプレーが落ち着くんですよね。
スマンヤー選手のプレーを観ている限り怪我の影響もなさそうですし、スタメンで使うべきだと思います。
なにしろ昨シーズンのリーグMVPをこんな贅沢に使うほど、チームに余裕があるとは思えないんですけどね。
と、監督についてこうやって書いていると、とはいっても先月までは首位だったし今だって5位なのだから悪くないのではと思うかもしれませんが、逆に言うと彼ではここまでが限界だと思います。
逆にここまでの戦力を用意してもらって、5位にいるというのが彼の力量だと思います。
はっきり言って今のタールアの戦力は質量ともにリーグ有数です。
今シーズンは本気で優勝を狙える戦力だとひいき目なしで思っています。
昨シーズンまではどうしてもブリーラムやバンコク・ユナイテッドなどの強豪チームと比べると見劣りする部分がありましたが、今シーズンについては対等に戦えると思えるほどです。
じゃあ今シーズン、上位チームとの差はというと監督の力量だと。
高級な食材を揃えても、2流のシェフなら1流の料理は作れません。
反対にありふれた素材でも、最高の料理を作れるのが1流のシェフです。
残念ながら今のタールアの監督は高級素材を持て余している2流シェフです。
タールアが近所の安レストランを目指すチームならそれでもいいと思いますが、ようやく1流レストランになれるチャンスが来ているんです。
これは早く決断を下さないと、せっかくの食材が腐ってしまいます。
先週もまた選手を補強しており、それについては本当に凄いなと思いますが、それだけまだチームの補強を考えているなら監督についてもメスを入れるべきだと思います。
本気で優勝を目指すなら是非とも。
さて、そんなタールアですが、7月17日(水)にはムアントン・ユナイテッドとのFA杯の試合があります。
最近調子を上げてきたムアントン相手に何とか頑張ってほしいです。
そして週末のリーグ戦では次こそ連敗をストップし勝ち点3をゲットしてほしいです。
頑張れ、ポートFC!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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