どうも、きーきあっです。
シーズンも終盤に差し掛かった2021-2022シーズンのタイリーグ。
今節は首位のブリーラムが勝てば優勝という一方で、我らがタールアことポートFCはまだ泥沼をもがいている感があります。
それでも前節のチェンライ戦、そして先日のACLプレーオフとどちらも引き分けと負けでしたが内容は少しずつ良くなってきており、ほんの少しですが光が見えてきました。
そんな中で迎えた今週の試合。今度こそ、この試合こそという気持ちでスタジアムへと向かいました。
というわけで今回は、
T1リーグ第25節【ポートFC対ナコンラーチャシーマーMazda FC】
の観戦記です!
ここ数か月、観戦記はもちろん試合のハイライトを見るのも乗り気じゃなかったのですが、久しぶりに爽やかな気持ちでこの観戦記を書いております。
というわけさっそくどうぞ!
スタジアムへGO!
試合のあったこの日、バンコクは昼過ぎから雨が降っていました。一旦止んだものの、15時を過ぎたあたりからまたも雨。しかも大雨。
普段なら早めに出て、観戦仲間とたわいもない話をするのが楽しみだったのですが、出発を遅らせて雨が止むのを待ちました。
そして17時になろうかというところでようやく雨も止み、スタジアムへと向かいました。
タールアのホームスタジアムであるPATスタジアムへ到着。そしていつものようにチームショップの受付でシーチケの会員証を提示しチケットをゲットします。
この日観戦仲間とはスタンドで待ち合わせすることになっていたので、1人スタジアムの中へと入って行きます。
いざ、観戦!
いつものようにメインスタンドに席を取ります。
メインスタンドは屋根付きなのですが、雨が吹き込んでいて、席が濡れているところも多かったです。
ここでいつもなら、きーきあっ式スタメン紹介なのですが、この日はアナウンスのみで選手の写真がスクリーンに映し出されなかったので、こちらも簡易バージョンでお届けします。
GKは36番ウォラウット選手。センターバックは17番タナブーン選手と24番ウォラウット選手。
右サイドバックは30番ステーブル選手に左サイドバックは23番ケヴィン選手。
ボランチは8番コ・スルギ選手に16番シワコーン選手。
右サイドハーフは33番フィリップ・ローラー選手、左サイドハーフは10番のボーディン選手、トップ下は88番ウイリアム選手。
そして1トップは95番アディサック選手という布陣でした。
この日の注目は久しぶりにコ・スルギ選手とシワコーン選手のボランチが帰ってきたこと、そしてトップ下のウイリアム選手です。
そしてセルジオ・スアレス選手とネルソン・ボニーヤ選手という、攻撃の要である両外国人選手がどちらも出場していないということ。
ボニーヤ選手は先日のACLプレーオフで負傷交代しているからだとは思いますが、外国人選手不在で果たしてどうなるかというところに注目でした。
そして選手が入場してきました。
今日はオーナーのマダムペーンもスタジアムに登場しました。
実はこの試合の翌日にマダムは誕生日を迎えるということで、ここはどうしても勝ちたい試合です。
しかし相変わらずお綺麗で。
こちらタールアの選手たち。現在チームは8位。
一方アウェイのコラートの選手たち。この時点でチームは13位とギリギリ降格圏内を免れています。
順位としてはタールアが上ですが、ここまで降格圏内のチームにタールアは負けまくっているので、もはや格下のチームはありません。
またコラートには清水慎太郎選手という日本人プレーヤーがいます。
清水選手は大宮アルディージャやファジアーノ岡山、水戸ホーリーホックとFC琉球でもプレーした選手で、今季からコラートに加入しました。
ポジションはFWで背番号は10、年齢は29歳です。また浦和のジュニアユースにも所属していたのだとか。
この日清水選手はスタメンで出場しています。
ということでキックオフ!
調子が戻りつつあるタールアはキ、ックオフ直後からガンガン攻めていいプレーを見せてくれました。
しかし!なんと先制したのはコラート。前半4分に守備陣の隙をつかれゴールを決められてしまいます。
前半開始直後に失点するという、ここ最近よく見るパターンのやつだと思っていたら、VARでまさかの取り消し。
どうやらオフサイドだった模様。これは助かった!
ピンチの後にチャンスあり!ということで、今度はタールアがゴールを決めます。
決めたのは88番のウイリアム選手!
タールアにとって久しぶりの先制点にスタジアムも沸きます!
しかしここでもVARが。
そしてVARの結果、ゴール前でのプレーでファウルを取られ、取り消し。
何となくそんな予感がしないでもなかったですが、しっかりと取り消されました。
両チーム仲良く1回ずつゴールを取り消され、またも振り出しに戻ります。
その後もタールアは攻めますが、決め手に欠き前半は0-0で折り返します。
それでも内容は悪くないし、後半に期待が持てると思いましたが、後半に先制したのはコラートでした。
更に追加点も決められてしまいます。2点目を決めたのは先ほど紹介した清水慎太郎選手。
リーグ初ゴールだそうで、何もタールア戦で決めなくてもと思いますが、それでもおめでとうございます!
この2点目でやっぱり今日もダメかと正直思いましたが、ここから奇跡が起こります。
2点目を取られた直後にタールアがすぐさま1点を返します。
決めたのは途中交代で入ってきたばかりのロチェラ選手。
コーナーキックをヒールで流し入れるという、ロチェラ選手らしからぬ華麗なプレーでゴールを決めました。
そしてその直後に再びゴールが生まれました。
決めたのは後半開始直後から交代出場した21番のFWティーラサック選手です。
右サイドのパコーン選手からのグラウンダーをうまく合わせた見事なゴールでした。
ティーラサック選手は182cmと恵まれた身体を持ちますが、何とまだ19歳!
U-23のタイ代表にも選ばれる期待の若手ですが、そんなティーラサック選手が貴重な同点ゴールを決めてくれました。
これで完全に流れと勢いはタールアに。スタジアムの熱気や声援が選手を後押しします。
そしてその勢いに乗ってか、ついに決勝点が生まれます。
決めたのは10番のボーディン選手。
先ほど同点ゴールを挙げたティーラサック選手のクロスを、パコーン選手がマイナス気味に折り返し、それをボーディン選手が素晴らしいシュート!
ついに、ついにここでタールアが勝ち越します!
そして残り10分強を何とか凌ぎきり、タールアが久しぶりの勝利です!
試合の感想なぞ・・・。
勝つってこんなに嬉しいことだったんだ、こんなに幸せな気分にさせてくれるんだっていうことがよく分かりました。
もう素晴らしいの一言です。いや、そもそも0-2になっているんだから素晴らしい試合じゃないだろってツッコまれるかもしれませんが、いいんです。
逆にこの日に関しては、3-0で勝つよりも嬉しいです。
というのも、ここ数試合、毎回当たり前のように早い時間に先制され、追加点を奪われ、そしてそのまま終わるか、どさくさ紛れに1点返してスコア的には惜しい試合だったねというのが続いていたんですよ。
だからこの日も2点取られた時点で、いやもしかしたら先制された時点でこの日もダメかという気持ちになっていたかもしれません。
それが2点差を追いつきそして逆転したわけですから、もう最高という言葉しかないし、素晴らしいという感想しかないです。
スタメン出場したセンターバックの不安定なパス回しとか、右サイドバックのステーブル選手とか色々不安を感じずにいられないところはありますけど、それでもこの日に関しては全選手が本当に頑張りました。
あと監督も珍しく積極的な選手交代をして、それが結果的にピタリと当たったわけですから、監督についても今日は評価したいです。
で、そんな中で僕が選んだMOM(マンオブザマッチ)は21番のティーラサック選手です。
決勝ゴールを決めた10番のボーディン選手ももちろん素晴らしかったです。この日のドリブルはキレキレでしたし、決勝ゴールも決めてますからボーディン選手でもおかしくないですが、でもここはティーラサック選手をMOMに選びたいです。
後半からアディサック選手に代わって出場したのですが、ポストプレイ、そして前線への飛び出しと素晴らしいプレーを見せてくれて、そして同点ゴール!
決勝点も彼のクロスから始まっていますから、本当に大活躍でした。
もう優勝もACL圏内も、そしてこの日の勝利で恐らく降格の心配もなくなったでしょうから、今後は積極的に彼を起用し育ててほしいなって思います。
あとはパコーン選手も途中出場ながら3アシストと全てのゴールをアシストする活躍だったことも触れておきたいです。
ということで一時は2点差を付けられながらも逆転勝ちしたタールアの選手たちは本当に素晴らしかったです。
それともう1つ奇跡が起こったんです。
前半終了時点で交代した9番のアディサック選手が後半から僕達が座っている席の後ろで観戦していたんですよね。
もちろんアディサック選手が来たことは気づいていましたけど、まだ試合中ですし前半で交代したばかりですから、声なんてかけられません。
でも試合が終わった直後に、アディサック選手から
「ありがとう!」
と僕達に声をかけてきてくれたんですよ。日本語で「ありがとう」ですよ。
これには僕達も大感激でした。しかも観戦仲間は写真まで一緒に撮ってもらったんです。
見事な逆転勝利を飾った上にそんな奇跡まで起こったわけですから、スタジアムを出て駐車場まで歩く僕達のテンションは爆上がりでした。
ここ数試合はこの帰り道は愚痴とため息しかなかったわけで、もう会話も弾みまくりです。
駐車場までの道のりがいつもよりも短く感じるほど、楽しい会話ばかりが続きました。
ということで、とても晴れやかな気分で帰りましたし、一晩経ってこの観戦記を書いている今もニヤニヤが止まりません。
リーグ戦も残り4試合ですが、1試合でも多くこのような試合を見せてほしいと思っています。
頑張れタールア!そしてマダム誕生日おめでとう!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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