どうも、きーきあっです。
先日、今年最初で最後の一人旅に行ってきました。
結婚前はもちろん、結婚後も年に何度かは一人旅をしてきた僕にとって、1年以上も一人で旅行できないというのはもうストレスでしかないわけで。
まあコロナの感染状況を考えると、そりゃあ仕方ないことではあるのですが、それでも辛かったです。
で、タイも少しずつ感染者が減ってきて規制も緩くなってきたこともあり、だったらということで妻の了承をもらい行く事になったわけです。
僕の一人旅の目的というと、99.9%サッカー絡み。ただこの時期はAFFスズキカップを開催しているためT1、T2(タイの1部、2部リーグ)は中断中。
そうなると観戦できるのはT3(タイの3部リーグ)に限られるわけで。
それでもいいんです。サッカーが観られるなら。一人旅ができるなら。
てな訳で、タイリーグの公式サイトでT3の日程をチェックしたところ、とても面白いカードを見つけ、そして素晴らしく魅力的な旅程を考えました。
と言っても、あくまで僕が面白いと思ったカードや旅程であり、多分サッカーに興味がない方はもちろん、そこそこサッカーを観るよって人でも、同じように魅力を感じるかというと、多分答えはNO。
正直、ブログ記事を書いても興味を示さない人が大半な気がしますが、あくまで僕の旅行記、そして備忘録として残すことにしました。
で、今日明日とそんなマニアックな内容の記事をお届けするわけですが、今回は、
T3リーグ東北地区第14節【シーサケート・ユナイテッド対シーサケートFC】
をお届けします!
そうそう、今回の旅のタイトルは、
「イサーン地方でダービーマッチのハシゴ観戦」
なんです。
もう色々意味が分からないという人のために簡単に説明しますと、イサーンというのはタイの東北地方で、ダービーマッチというのは同じ都市や街に2つ以上のサッカーチームがあって、そのチーム同士が対戦する試合のことをダービーマッチと言います。
で、ハシゴ観戦というのは、2試合続けて観戦したという意味です。
つまりタイの田舎に行って、地方のチーム同士の試合を2試合観てきた。それだけの話です。
何か、どんどんこのページを閉じている人が続出している気もしますが、いいんです。わかってます。
それでは、好きな人だけついてきてください!
スタジアムへGO!
まずはバンコクからシーサケートまで向かったのですが、今回は寝台列車を利用しました。
以前はフアランポーン駅から乗車していたのですが、バンスー中央駅がオープンすることによりフアランポーン駅発着の列車がなくなり・・・のはずでした。
でも2021年12月23日現在、引き続きフアランポーン駅からも一部の鉄道が発着するとのこと。なんだよそれは。
で、僕はバンスー駅へと向かいました。
バンスー駅まではMRT(地下鉄)で行けます。
こちらがバンスー中央駅。新しい駅です。
僕はチケットを手配した時からこの日までずっと、この新しい駅から出発するものだとばかり思っていました。
しかし冷静に考えると、まだ正式にオープンしていなかったのでここから出るわけはなかったのです。
そのバンスー中央駅の目の前にある、バンスー駅。ここから乗車するようでした。
何かの間違いで新しい駅から出発とかないよなと、何度も時刻表を確認しましたが、どうやらこの駅から乗車するようです。
猫。
しかしそんな僕にもツキはありました!
何と僕が乗る列車は新型車両だったのです!
この1本前にやってきた列車が新型車両で、あーそっちが良かったなあと思っていたら、まさかの新型!
ノリノリで車内へ入ると、やっぱりきれい!
乗車後、乗務員さんが順番に座席からベッドへと変えてくれます。
僕の番がやってきました。匠の技であっという間にベッドへと変わりました。
そして無料の水も2本いただき、あとは寝ている間にシーサケートに着くわけです。
ちなみにバンコクからシーサケートまでは列車で9時間の旅です。
しかーし!これが全然眠れません。
理由は車内が明るいから。カーテンを閉めてもこの明るさなんです。
以前乗った時はもっと車内が暗かった気がするのですが。
基本どこでも寝られるタイプなのですが、久しぶりの一人旅で興奮したからなのか、殆ど眠れず。
実質1時間ほど寝ただけでシーサケートに到着しました。
こちらがその新型車両。古い車両も趣きがあって良かったけど、やっぱり新しい車両はきれいで快適でした。眠れなかったけど。
ついにやってきました、シーサケート駅。
僕は2年前に1度訪れたことがあり、今回で2回目です。ちなみに前回もサッカー観戦旅でした。
遅れる事が当たり前のタイ鉄道ですが、この日はほぼ定刻通りの到着。
この時の時刻は朝の5時40分。まだ暗いです。
シーサケート駅から歩いて10分ほどのところにある【ケートシリホテル】に到着。
実は前回シーサケートを訪れた時にも泊まったホテルで、今回も利用することにしました。
ホテルについては前回書いたこちらの記事をどうぞ!
なぜ今回もこのホテルを選んだのかというと、前回アーリーチェックインができたからです。
ただ前回はチェックインが通常の14時に対して朝9時。
今回は朝の6時着。部屋が埋まっていることはないにしても、さすがに朝の6時は無理かなと思いきや、まさかのチェックインOK!
追加料金も不要でした。
やっぱりここを選んでよかった!
ちなみに料金は1泊500バーツ(約1,750円)弱です。
ホテルも部屋も新しいわけでもものすごく綺麗なわけじゃないけど、泊まるには十分。
それに朝6時にチェックインさせてくれるなら文句はありません。いや、感謝しかないです。
そして朝食がわりにガイヤーンとビールを買い、お腹いっぱい&ほろ酔いになったら、あっという間に寝てしまいました。
ということで、少し仮眠をとったところでスタジアムへと向かいます。
スタジアムの名前は「シーナコン・ラムドゥアンスタジアム」です。
スタジアムは市街から歩いて30分ほどのところにあります。
無理して歩く必要はないですが、僕はのんびり歩いて行くことにしました。
こちらがそのスタジアムです。今回対戦するシーサケート・ユナイテッド、それからシーサケートFCのホームスタジアムです。
今回の旅で一番心配だったのがチケットの手配。
3部リーグだし売り切れる心配はないと思っていたのですが、単純に観客を入れて試合をするかどうか。
直前までチームのFacebookページをチェックし、大丈夫だと知っていても何となく不安でした。
キックオフ1時間前になってもチケット売り場は開かず、また人も全然集まってこないので不安になってきましたが、ようやくチケットが売られるようで受付へ行きました。
入場料は60バーツ(約210円)。チケットはなく、腕にスタンプを押されるだけでした。
しかもワクチン接種の証明書や身分証明書の提示が必要と書いてあったのに、そのようなチェックはなし。
拍子抜けしながらも、スタジアムの中へと入りました。
そうそう、地図も載せておきますね。
いざ、観戦!
今回はメインスタンドのみ解放されるとのことで、当然僕もメインスタンドに座りました。
右上のガラス張りになっているところがVIP席。
2年前このスタジアムを訪れた時、当時シーサケートFCに所属していた片野選手からVIP席のチケットをいただき観戦したのは良い思い出。その時の様子はこちらからどうぞ!
あの時はシーサケートFCが当時T2からT1に昇格できるかどうかという試合で、相手は昨シーズンのT1王者BGパトゥム・ユナイテッドでした。
その時は引き分けで、結局T1には上がれなかったけど、その時に昇格したBGパトゥムがその次の年にT1で優勝、反対にシーサケートは翌年まさかのT3降格。
2年でこうも差がついてしまうとは・・・。
そんな昔も懐かしみつつ、席に着きます。
そして両チームの選手が入場してきました。
試合前恒例の、国王を讃える歌。そして全員起立します。
映画館では立たない人も見かけますが、スタジアムではどこでも全員立ってます。
こちらはこの日アウェイチーム扱いのシーサケートFC。
試合前の時点ではT3東北地区で2位につけています。
T3では各地区の2位チームまでが、T2昇格チームを決めるチャンピオンシップステージへ進むことができます。
シーサケートFCはT1でもプレー経験のある5番のDF村上一樹選手がスタメン出場でした。
一方ホーム扱いのシーサケート・ユナイテッド。
こちらは試合前の時点で5位。
成績だけでなく、チームの歴史や実績からいっても、シーサケートFCの方が格上ですが、果たして。
それよりも驚いたのが、選手が集合しての写真撮影もそこそこに全員でダッシュのアップを始めたこと。
なんか高校のサッカー部みたいと思ってしまいました。
なかなか人が集まらず、本当に観戦できるのか不安になりながらも、キックオフが近づくにつれ席はどんどん埋まっていきました。
サポーターの比率は9:1でシーサケートFCが圧倒的に多かったです。そりゃそうだよな。
試合はというと、シーサケート・ユナイテッドが大健闘。
前半は0-0で折り返し、後半の56分にシーサケート・ユナイテッドが先制します。
その後も内容的にはシーサケート・ユナイテッドが上回るも、終了間際の86分にシーサケートFCが意地を見せ同点ゴール。
結局そのまま1-1の引き分けに終わりました。
試合の感想なぞ・・・。
シーサケートFCが有利だろうなあと思っていたら、互角どころかシーサケート・ユナイテッドが終始押し気味に試合をすすめ、むしろシーサケートFCは何とか引き分けに持ち込んだという内容でした。
シーサケート・ユナイテッドは前線から積極的にプレスをかけ、ボールを奪ったら速攻というのが徹底されていて、それが見事にハマっていました。
惜しいシュートもありましたし、本当に頑張ったと思います。
一方シーサケートFCは92番の長身ブラジル人FWのセリオ選手にとりあえずボールを送り、そこからポストプレーという攻めが殆どで、バリエーションに乏しかった気がします。
あとは23番の左サイドのチャナユット選手がいいプレーをするなと思っていたら、タールアでプレーした事がある選手だとツイッターで教えていただき、こんなプレーをするならタールアに戻ってこないかなって思ってしまいました。
それはともかく、この日の試合だけを観たら上位にいるのはシーサケート・ユナイテッドでしょって思うんじゃないかな。
それでも同点に追いつき引き分けに持ち込んだのだから、シーサケートFCも地力はあるんだと思いますけどね。
というわけで3部リーグの試合だということを忘れてしまうほど面白い試合でしたし、ダービーマッチにふさわしい内容でした。
やっぱり生観戦は最高だなと思いながらスタジアムを後にしました。
そして明日はもう1つのダービーマッチを観に行くのですが、それは明日の記事のお楽しみです!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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