どうも、きーきあっです。
先ほどW杯アジア最終予選の日本対オーストラリアの試合が終わったところなのですが、いやー、首の皮一枚繋がりましたね。
内容については、この最終予選の中で一番良いなあと思いながら観ていたのですが、同点に追いつかれた時はいよいよヤバいなと諦めかけました。
ここで勝ったことで監督問題が先送りになるのは正直微妙ですけど、果たして・・・。
で、タイ・リーグなんですけど、2021-2022シーズンが1か月ほど前に開幕しました。
今年もタイ・リーグ観戦ガイドを作ったりしつつ、僕も本当に開幕を心待ちにしていました。
観戦ガイドはこちらです。色々詰め込み過ぎてかなりのボリュームですが、良かったら読んでみてください。
しかしコロナの影響により、タイの地方では条件付きで観客を入れ試合を開催していたのですが、バンコクやその近郊は感染者が多いということで、無観客での開催が続いていました。
でも10月に入ってようやく、同じく条件付きではありますがバンコクでも観客を入れ試合をしてもよいことになったのです。
シーズンチケットを購入しても観戦が出来ず、この日をどれだけ待ちわびていたことか。
というわけで今回は
【ポートFC対ブリーラム・ユナイテッド】
の観戦記です。
この試合は第7節で、ここまでタールアこと我らがポートFCは暫定2位。
そしてこの日の対戦相手であるブリーラムは暫定首位。
そう、首位攻防戦です。これは今季初観戦にふさわしい好カード!
スタジアムで観戦できるのが楽しみで、前日は興奮で眠れずについ深酒してしまったくらいでした。
さて、そんな気持ちで臨んだ試合の結果は・・・。
スタジアムへGO!
さて、試合当日。
いつもなら軽やかにスタジアムへと向かうところなのですが、実はスタジアム観戦にはこんな条件がありました。
- 観戦できるのはスタジアムの収容人員の25%
- ワクチン接種が条件。※ワクチンによって1回の接種でOKだったり2回接種が必要だったりします。
- ポートFCのFacebookページから専用アプリにて、氏名や居住地、ワクチン接種証明のファイル添付などの登録必須。
- 当日は体温測定、アプリの登録完了画面の提示等、手順を踏んでスタジアム敷地内へ入る。また一度敷地内に入ったら試合終了まで出る事はできない
- スタジアム内の飲食及び持ち込みも禁止。
以上です。
この中で一番大変だったのは3番。このアプリがタイ語なんですよ。妻に翻訳してもらいつつ(というかほぼやってもらった)何とか登録を済ませました。
ということでタールアのホームスタジアムである、PATスタジアムに到着。
入口から順路に番号が振ってあり、その通りに進んで手続きを進めていきます。
そしてこちらでチケットを受け取ります。
こちらがチケット。苦労して手に入れただけに感慨深いものがあります。
ちなみにこちらがシーズンチケットの会員証。
タールアのシーズンチケットは2種類あり、こちらはプレミアムで値段は3,500バーツ(約12,250円)です。
特典としてはリーグ戦とカップ戦のホームゲーム(準決勝以降は除く)をすべて観戦でき、そしてユニフォームも付いてきます。
もう1つ「メンバー」という種類もあり、こちらは2,000バーツ(約7,000円)。
「メンバー」も全試合観戦できますが、メインスタンドを除くバックスタンド及びゴール裏での観戦となり、またユニフォームは付きません。
こちらが特典で付いてくる今シーズンのユニフォームです。
今年からサプライヤーが「Ari」というメーカーに変わりました。
そしてオレンジの色がここ数年よりも少し明るくなりました。
話を元に戻し、こちらがスタジアムの敷地内。
いつもならビールや軽食を売る屋台と、ビールを飲んだくれるサポーターで賑わうこの道路が、ご覧のようにガラガラです。
敷地内での飲食禁止なので当たり前なのですが、やっぱり寂しいですね。
ちなみに普段だったらこんな感じです。
いざ、観戦!
何はともあれ、スタジアムの中に入ります。
いつものようにメインスタンドに陣取ります。
なんだか懐かしい眺めです。
席はこのように隣に座れないようになっています。
そのため観戦仲間とも1つずつ席を飛ばして座りました。
それにしてもよい眺めです。観戦できる喜びを噛み締めつつ、試合が始まるのを待っていました。
そうそう、恒例のきーきあっ式スタメン紹介。
選手紹介の画像が新しくなってました。
まずはGK。36番のウォラウット選手。
なんだかんだいって、正ゴールキーパーの座を掴みました。
第3節ではスーパーセーブ連発で、チームの今季初勝利に貢献しました。
あれが年イチのプレーでない事を強く願ってます。
センターバックは4番のエリアス・ダラー選手。
身長196cmと体格に恵まれながらも、時折見せる不安定な守備がちょっと残念。
代表のスタメンも狙えると期待しているんですけどね。頑張れ。
同じくセンターバックの22番ロチェラ選手。
在籍6年目を迎えるスペイン人センターバックで、キャプテンも務めます。
昨シーズンはキャプテンながら途中までカップ戦要員になっていましたが、見事にレギュラーを奪い返しました。
右サイドバックは34番のセラノン選手。
昨シーズンは全試合フル出場を果たすも、新監督にハマってないのか、ここまでベンチを温めることが多いんです。
活躍してレギュラーを奪い返せ!
左サイドバックは33番のフィリップ・ローラー選手。
今シーズンよりタールアに加入した、ウイングやサイドバックをこなす選手。
昨シーズンはラーチャブリーFCでリーグ戦14ゴールを挙げるように、攻撃的な選手だけど、タールアではサイドバックで起用されています。
そのせいか攻撃力が発揮できず、それでいて守備でも粗さを見せるなど、ここまで期待された働きが出来ていない感が。
ちなみに先ほどのセラノン選手からポジションを奪ったのが彼なんですが、今日はローラー選手が左サイドバックでの出場です。
ボランチは6番チャプイー選手。
昨シーズン途中でムアントンから移籍するも、怪我などで活躍できず。
代表経験もある選手なので、移籍してきた時は嬉しかったし、かなり期待してるんですけどね。
もう1人のボランチ、8番のコ・スルギ選手。
韓国人選手らしいフィジカルの強さを持つ、大型ボランチ。
このブログで何度も書いてますが、彼がボールをどんどん散らすときはチームも彼も調子が良い時。
反対に彼がボールを持って出しどころを探してる時は調子が悪い時です。
右サイドハーフは7番のパコーン選手。
一時のスランプを乗り越え、安定して良いプレーができるようになった気がします。
相手のペナルティエリア近くでFKをもらった時は彼の出番です。本当によく決めてくれます。
左サイドハーフは10番のボーディン選手。
良くも悪くも天才肌の選手。調子のよい時はキレッキレのドリブルを見せてくれますが、そうでない時はどこに行ったのかってくらいに見事に消えます。
でもそんな彼が好きだし、期待しちゃうんですけどね。
トップ下は5番のセルジオ・スアレス選手。先ほどのロチェラ選手と同じくスペイン人選手です。
チームのエースです。大事なところで決めてくれるし頼りになります。
ただ、必要以上に痛がるのと、必要ないところで相手選手や審判にキレてファウルやカードを貰うのがタマにキズ。
これがなければチームも彼ももっと上に行けるんでしょうけど。
1トップのFWは9番のネルソン・ボニーヤ選手。
昨シーズンより加入したエルサルバドル代表の点取り屋。
昨シーズンは怪我で何度も離脱しましたが、今シーズンはここまで6試合で5ゴールと大活躍。
頼れるストライカーです。
ということで、選手紹介も済んだところで、選手が入場してきました。
タールアの選手たち。
対戦相手のブリーラムの選手たち。
恒例の試合前の円陣です。もちろんオーナーのマダム・ペーンもいます。
さあ、キックオフ!
前半はタールアのペース。惜しいシーンもありましたが決めきれず。
反対にブリーラムはここまではそれほど良さはでず。
この時点ではいける!いけるよ!って思ってました。
しかし後半開始早々、先制したのはブリーラム。
ブリーラムのエース、9番のスパチャイに決められてしまいました。
さらに追加点。今度は19番スパチョークに決められ0-2。
さらに悪いことは重なるもので、タールアのスアレス選手が相手選手を平手打ちし、1発レッド。退場です。
2点リードされている上に1人少なくなったタールアはもうどうしようもありませんでした。
結局そのまま0-2でブリーラムに敗れてしまいました。
試合後タールアのベンチ、そしてマダム・ペーンに挨拶にくるブリーラムの選手たち。
試合の感想なぞ・・・。
まだ7節とはいえ、首位攻防戦、そして今シーズン初のホームでの有観客試合でこの内容と結果、言いたいことは山ほどあります。
つまらないミスからの失点、相変わらず無駄なところでキレるスアレス、良いところをアピールしなきゃいけないのに、何も爪痕を残せない途中出場の選手たちなど・・・。
でも、今日はどんな結果になっても文句は言わないでおこうと思いました。それは・・・
生観戦の喜びに優るものはないから!
そうなんですよ。例え完敗でも、やっぱり生で試合が観られる幸せといったらそれはもう!
この試合をテレビで観てたらブチ切れていたかもしれませんが、今日は全て受け入れる!そんな気持ちになりました。
いいプレーに拍手をしたり、ふがいないプレーにがっかりしたり、スタジアムでそれができるというのは素晴らしいなあと改めて思いました。
そして、試合前に観戦仲間とサッカーの話をしたり、ハーフタイムや試合後に感想を言い合ったり、それもまた幸せな事です。
贅沢を言うなら、いつものように屋台が並んで試合前にビールを飲んだりできれば嬉しいですし、また満員のスタジアムで選手を応援したいですが、それはこれからきっとまたできるようになると思うので、次の楽しみに取っておきます。
ということで、残念な結果となりましたが、不思議と帰り道は晴れやかというか幸せな気分でした。
そうそう、ブリーラムですが首位のチームだけあって強かったです。
なんというか勝負強いというか、勝ち方を知っているというか。
途中でも書きましたが、前半はそんなに良くなかったんですよ。これでよく首位にいるなって思うくらいに。
でもやっぱり大事なところでスパチャイとスパチョークという、決めるべき選手がしっかり決めるところはさすがだなあと。
ここ2シーズン優勝から遠ざかっていますが、今年は復活するかもなあ。
そんな優勝争いに、我らがタールアも最後まで加わりますように。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
<広告>
コメントを残す