どうも、きーきあっです。
タイリーグが開幕し、毎週末はサッカー観戦(テレビ観戦含む)を楽しんでいるわけなんですけど、僕はサッカー観戦に関してはテレビ観戦よりも現地観戦派なんですよね。
テレビ観戦だと気が散るというか集中できないというか、つい他のことをしたりしがちで気持ちが入っていかないことが多いんです。
ということで、この日もタイリーグではチョンブリー対ブリーラムという好カードがあったのですが、それよりもどこかスタジアムに行ってサッカーを観たいなって思っていました。
で、調べたところ、バンコク近郊ではT1(タイの1部リーグ)とT2(タイの2部リーグ)合わせて1試合だけ候補がありました。
T2なんですけど、ラプラチャFCとカセサートFCという試合です。
恐らく大半の人は
「それってどこだよ」
とか
「何でそんな試合をわざわざ観に行くんだよ」
と思うことでしょう。気持ちは分かります。両チームのサポーター以外でこの試合をわざわざ観に行こうと思う人は完全に少数派。
でも違うんですよ。実はこのカードが魅力的な理由がちゃんとあるんです。それは、
両チームともバンコクをホームタウンとしている
ということです。つまりバンコクダービー!
実はタイリーグの中でT1及びT2でバンコクをホームタウンとしているクラブって少ないんです。
2022-2023シーズンでいうと、ポートFC、ポリス・テロFC、ラプラチャFC、カセサートFCの4クラブのみ。
ですので、バンコクダービーが観られるのはT1とT2でそれぞれ11試合(ホーム&アウェイなので正確に言えば2試合)しかないんです。
そんな貴重なバンコクダービーを見逃すわけにはいかないでしょってことで行ってきました!というわけで今回は、
T2リーグ第3節【ラプラチャFC対カセサートFC】
の観戦記をお届けします!
スタジアムへGO!
ということでスタジアムへと向かうわけなのですが、さっそくトラブル発生!
ホームのラプラチャFCはバンコク北部、ラックシーというところにあるNTスタジアム(旧TOTスタジアム)を今シーズンよりホームスタジアムにしているのですが、タイリーグファンのフォロワーさんからリーグサイトを見ると他のスタジアムの名前になっているという情報をいただきました。
さっそく調べてみると、確かにNTスタジアムからノンタブリースタジアムに変わってる!
更にクラブのフェイスブックページを確認してみると、なんとNTスタジアムは改装工事中とのこと。何故シーズン前にやっておかない!
と嘆いても仕方ないので、ノンタブリースタジアムの場所を調べてみたところ、バンコク中心部から30kmくらいのところにありました。
まあ距離的には行けなくもないなってことで、結局行くわけなんですけども。
ただ場所がノンタブリー県にあるので、バンコクダービーを他県で行うという、なんか意味の分からない試合になった感はあります。
ノンタブリースタジアムへはバイクで行きました。途中偶然見かけた【フジヤマ55】でつけ麺を食べたりしながらスタジアムへと向かいます。
ガソリンスタンドの敷地内に出店しているという、珍しいパターン。
そして食べたつけ麺はこちら。
つけ麺を食べお腹も膨れたところで改めて出発。つけ麺も食べたことで結局トータル1時間ちょっとでスタジアムへと付きました。
サトーン通りからタクシン橋を渡って、その後はほぼ道なりでしかも車両専用道路を走るため、信号待ちがなくとてもスムーズにスタジアムに着きました。思っていた以上に早く、そして快適な道のりでした。
ノンタブリースタジアムの正面はこんな感じです。思っていた以上にきれいで立派なスタジアムでした。
こちらはバックスタンド側。屋根もあります。
ただこの日に関して言えば、解放されていたのはメインスタンド側のみでした。
チケット売り場はメインスタンド中央側にありました。
こちらでチケットを購入します。購入時にホーム側かアウェイ側か聞かれます。
ホームのラプラチャFCだと言ったらすごく喜んでくれ、最後に日本語で「ありがとう!」とまで言われました。
こちらがチケットです。値段は120バーツ(約420円)でした。
先ほどつけ麺を食べたばかりですし特に食べる気はなかったのですが、一応スタグルもチェック。
ビールやジュースを売る屋台と、あとはフルーツと揚げ物系の屋台がありました。
あとユニフォームを売るようなクラブショップは見当たりませんでした。
最後に地図も載せておきますね。こうやって改めて地図で確認すると、やっぱり遠いなあ。
いざ、観戦!
さっそくスタジアムの中に入ってみることにしました。こちらがメインスタンドからの眺めです。
サッカー専用ではなくピッチの周りに陸上トラックもありますが、それでも結構観やすいです。
メインスタンドは中央が関係者とかVIP席になっていて、その両脇がそれぞれホームとアウェイ側の席になっています。
こちらはゴール裏です。バックスタンド同様この日は開放されてませんでした。
両チームの選手が入場してきました。
試合が始まる頃にはメインスタンド側は結構埋まってきました。
更に最前列にはサポーター集団もいて、大きな声でチャントを歌ったり、他のお客さんに手拍子や声出しをお願いしたりしてました。
こちらはアウェイのカセサートFCの選手。
カセサートはここまで1敗1分けですが、まだ今シーズン1点も得点を挙げていないのが気になります。
中心選手は9番のFWトト選手と10番のFWピットブル選手。どちらもブラジル人選手でトト選手は長身でストライカータイプ、そしてピットブル選手は小柄ながらテクニックとスピードが武器というプレースタイルです。
一方ホームのラプラチャの選手。
ラプラチャもここまで1敗1分けです。ホームでの初勝利なるか!?
ラプラチャには5番のDFディアワラ選手、9番のFWコナレ選手、12番のシディベ選手という3人のマリ人がいます。
3人とも今シーズンからラプラチャに加入し、なんと全員U-21という若さ。
更に3人とも前所属が同じクラブということで、連携に関してもバッチリではないかと。
5番のディアワラ選手は長身のセンターバック、9番のコナレ選手も長身でこちらはウイング、そして12番のシディベ選手はそれほど背は高くありませんが、ボランチタイプの選手です。
このマリ人トリオがどんなプレーをするのか楽しみです。
さあ、キックオフです!
さて、試合なんですが、両チームとも惜しいシーンはありながらも決定力を欠き、なかなか点がとれず。
後半に入ってもそのままゴールを決めることなく、結局0-0のスコアレスドローで試合終了となりました。
試合の感想なぞ・・・。
注目していたラプラチャのマリ人トリオですが、3人とも身体能力の素晴らしさは分かりましたが、技術面では物足りなさがありました。
5番のセンターバック、ディアワラ選手は長身でもジャンプのタイミングが悪いのかヘディングもそれほど強さは感じないし、足元も危なっかしさがありました。
9番のウイング、コナレ選手もスピードはあるものの、何か身体能力を持て余している感があり、トラップやパス、ドリブルなど技術的にはまだまだじゃないかなと。
12番のボランチ、シディベ選手は他の2人と比べるとテクニックはあるなと思いましたが、それでもボランチとしての安定感には欠けます。
それに一番の問題点は3人の連携が良すぎるというか仲が良いからなのか、パスの最優先順位が彼らの中になっているということ。
右サイドがフリーでここに出せばチャンスだという場面でも敢えて左サイドにいるコナレ選手にパスを出すシーンが何度もあり、チームとしてこれはどうなんだろうと。
と、ここまで厳しめに書いたかもしれませんが、そもそも今シーズンから加入したばかりですし、3人ともまだ若いですから、この時点で多くを望むのは酷ですね。
そもそも、この身体能力に技術があったら、タイのしかも2部ではプレーをしていないはずですし。
3人ともこれから試合を重ねて、徐々に良くなっていくのではないかと。
反対に3人のマリ人とそれ以外のタイ人選手がうまく連携できるようになれば、面白くなるチームだと思いますので、その辺りはこれから注目していきたいと思います。
一方のカセサートですが、この日もゴールを挙げることなく開幕から3試合で以前無得点。
実際試合を観ていても、やっぱり点を決められる雰囲気がないというか、決定力に欠ける印象です。
チームとしてのまとまりはラプラチャ以上にあって、いい攻撃もしていたのですが、やはり最後のところで決めきれないというシーンが何度もありました。
その辺りはFWのトト選手とピットブル選手にかかっていると思うのですが、2人とも今シーズンからカセサートに加入したばかりですので、ラプラチャ同様これから周りの選手とも連携が取れていくのかなと。
ということでT2のバンコクダービーはスコアレスドローに終わりましたが、僕がバンコクダービーと言い続けている一方で両チームのサポーターは恐らくそんな意識は全くないだろうなっていう雰囲気でした。
でも、こうやってまったりと観戦したくてスタジアムに足を運んでいるので、全然かまわないですし、楽しかったです。
特に初めてのスタジアムでしたし、やっぱり現地観戦はいいなあと改めて思いました。
もちろんタールア(ポートFCの愛称)を応援するのが一番ですが、その一方でこうやって中立の立場というか純粋にスタジアムの雰囲気やプレーを楽しむという観戦もいいなあと。
ということでこれからもタールアの応援とあわせて、まったり観戦もしていきたいと思います。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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