どうも、きーきあっです。
このブログを公開したタイミングでは、ちょうどタイに戻っている頃だと思いますが、先週から一週間ほど日本へ一時帰国していました。
日本でサッカーを観たり、ルミネtheよしもとへ行って、久しぶりに日本のお笑いを堪能したり、そしてもちろん美味しいものをたくさん食べたりと、それはもう毎日もりだくさんの内容で。
本当に楽しい毎日だったのですが、そんな中で1つ、大トラブルというか大ピンチなことがありまして。
今回の記事のタイトルを読めば、何が起こったかはすぐにわかるのですが、実は財布を落としてしまったのです。
いやー、びっくりですよ。あまりの大ピンチさに笑っちゃうくらい。いや笑えません。
今回はその時の様子と、そしてその後どうなったかを説明したいと思います。
まあツイッターでは逐一報告していたので、結果をご存じの方もいらっしゃると思いますが、改めてどういう状況だったかと、僕の精神状態を見て笑ってやってください。
財布を落とした経緯
事件(大げさな)があった日、僕は友人と一緒に静岡の熱海から河津というところへ車で移動していました。
河津は2月でも開花する河津桜が有名で、それを観に行こうということになりました。
ちなみにこちらが河津桜。
この後も滝を見たりして、すっかり河津の観光を楽しんだ僕たちは、そろそろこの日の宿がある箱根の強羅へ車で移動することにしました。
そして途中の有料道路で富士山が見えるスポットがあり、そこに車を停め富士山を眺めたり写真を撮ったりしたのです。
やっぱり富士山はすごいなあとか、なんか雲の形が変じゃない?なんて友人と盛り上がりながらも、車に再度乗り込み、宿へと向かったのでした。
そして異変に気付いたのは、車が出発した数分後、料金所の手前でした。
その異変が何かがわかり、僕は友人たちにこう叫んだのでした。
『やばい、財布がない!財布を落とした!』
慌てて車を停める運転席の友人。そして助手席に乗るもう一人の友人から、
「カバンの中じゃないの?もしくは足元に落ちてるんじゃないの?」
という、至極ごもっともで的確なアドバイスをいただく僕。
でもわかっていたんです。どこに財布を落としたかを。
それは、
先ほどの絶景スポット。
どうしてわかったかというと、この日僕が履いていたパンツはポケットが浅く、そしてこの時に持っていた長財布が収まりきらなかったんです。
なので、なんか危ないなあと朝から思っていたのです。
だったら、気を付けていればいいじゃんと思った方もいるでしょうが、ええ、気を付けていましたよ。
それまでの間は。
それがなぜ、注意力が散漫になったか。答えは簡単です。
これのせいです。
富士山の美しさに、つい財布への意識がおろそかになってしまったのです。
この絶景スポットにいたのは正味数分ですが、色々な角度から富士山を撮影しようと、それはもう歩き回り走り回りました。
恐らくその時にポケットから長財布が飛び出し、そして落ちてしまったのだと推測されます。
いや、間違いなくそれです。
と、分析したところで現場に戻らなくては意味がありません。
料金所のおじさんに事情を話し、戻らせてもらうことになりました。
先ほどの絶景スポットに着くまでの数分間、とても長く感じました。
そしてようやくその現場に到着し、3人であちこちを見て回ります。
その絶景スポット自体はそれほど広いスペースではなく、すぐに確認できました。
ええ、ありませんでした。
もしかしたらそのまま残っているのではという淡い期待はもろくも崩れ去りました。
まあそりゃあそうだよなあ。財布が落ちていたら拾うよなあ。
中身を見たら現金で10万円ほど入っていたら、そりゃ持って帰るよなあ。
と、ガッカリしつつそして諦めつつ、先ほどの料金所に戻ります。
料金所に戻り、念のため拾得物として届いていないか聞いてみたところ、もちろん届いてないと。
もし届いたら連絡が欲しいと伝え、そのまま料金所を後にしました。
この後取った行動・・・
次に僕たちが向かったのは、警察署です。
最寄りの警察署を調べたところ、熱海警察が近いということだったので、車で熱海警察に向かいました。
警察署に着き、事情を説明、この時点でもやはり習得の連絡は来ていないようでした。
とりあえずこちらも紛失届を提出するため、書類を作成するため質問に答えてほしいと言われました。
まず住所を聞かれたので実はタイに住んでいることを説明、住所や電話番号はタイの住所か日本の実家の住所を書いた方がいいのかを聞いたところ、間違いなく彼の頭の上に
?
が出ていました。
なぜタイに住んでいる男が熱海に来てる?そしてなぜそんな奴がよりによって財布を落とす?
ちょっと面倒だなあと思ったでしょう。いや、混乱したのかもしれません。
その証拠に彼の書いた紛失届の住所欄に
「タイ国バンコク都」
しか書いてありませんでした。いいのかそれで?
ということで、紛失届も受理され、ここから旅館へ戻ったのでした。
旅館には予めチェックインが遅くなる旨を伝えていましたが、夕食を提供できるのは19時半までとのこと。
熱海警察署を出発したのが19時前。ここから箱根の強羅に30分で着くのは微妙なところ。
それでも何とか19時半過ぎに到着。
チェックインし、そのまま夕食会場に向かい、掻き込むように夕飯を食べたのでした。
食後、宿泊する部屋へ移動し、とりあえず銀行のカードから止めていこうと、まずは銀行へ電話をしました。
カードを止める手続きが完了するかしないかくらいのタイミングで、僕のスマホに母親から連絡が。
なんとカードが見つかった!
母親にLINEで電話をすると、なんと警察から財布が見つかったとの連絡があったとのこと。
まじか!?もう見つかったの!?
と、驚いていると、さらに驚きのひとことが。
それは、財布が届いたのは埼玉県川越市の交番とのこと。
え?え?え?
僕が落としたのは伊豆スカイラインという有料道路。場所でいうと熱海です。
それなのに今、財布があるのは埼玉?
ちょっと混乱しましたが、とにかくその交番に電話をするように言われ電話を切りました。
そうそう、もう1つ驚くというか嬉しいことが。なんと
中身も無事!中の現金もそのまま残っているとのこと。
これは奇跡としか言いようがありません。
カードとか財布が戻ってきても、中身が空なんてことはよくある話ですからね。
それが全部そのままの状態で届いているとは・・・。
慌てて川越市の交番へ電話し、お礼と取りに伺う旨を話しました。
しかし交番で保管できるのはこの日まで。翌日は川越警察に移管されるとのこと。
しかも紛失物の管理をする会計課は土日がお休みとのこと。
ちなみにこの日は土曜日。翌日は日曜日。
さらにその翌日の月曜日の朝、僕はバンコクに戻らなくてはなりません。
事情を説明し、泣きついたところ、なんとか翌日の日曜日に取りに来るよう手配しておくとのこと。
5回くらいお礼を言って電話を切りました。
いざ、川越へ!
そして翌日。
財布が見つかった安堵と、旅の疲れからか、前日の夜友人と部屋で飲んだのですがあっという間に寝てしまい、朝を迎えました。
朝食をとり、温泉に入り、チェックアウトをした後、友人の運転する車で埼玉県の草加へ。
高速を飛ばすこと2時間弱。川越警察署に到着しました。
多分川越に訪れたのは人生初。
そして川越に着いて一番最初に訪れたのが警察署という・・・。
警察署の中に入り、要件を伝えると、僕の財布が出てきました。
中身をチェックするよう言われ、確認しましたが確かにそのままきれいな状態で残っていました。
警察署の方曰く、届けてくれた方はお礼はいらないと言っているとのこと。
落とした時のお礼や、届出をしたときにかかった費用(例えば高速代とかガソリン代とか)も含め、請求するつもりは全くないとのこと。
なんていい人なんだ。
でも、やっぱりお礼も何もしないわけにはいかないので、拾っていただいた方のお名前と連絡先(これはご本人が僕に伝えることを警察に許可していた)を伺い、そして財布を受け取り警察を後にしたのでした。
思えば前日に静岡の熱海警察署、翌日に埼玉の川越警察と、2日間で全く違う警察署に行くなんて機会はめったにないだろうなと。
ある意味貴重な経験をしたなあ。2度と体験したくないけど。
この後はせっかく川越に来たからということで、バッティングセンターに行ったり、小江戸と呼ばれる街並みを歩いてみたり、お昼ご飯をたべたりして、川越を満喫したのでした。
こちらバッティングセンター。久しぶりにバットを振った気が。
そして小江戸と呼ばれる川越の町並み。
ランチで食べた豚丼。めちゃくちゃ美味しかった!
ということで、予定外の川越でしたが、なんだかんだで満喫したのでした。
最後に・・・。
実はこの後、拾った財布を届けてくださった方へ電話をしました。
電話で届けてくださったと事のお礼を伝え、またできればお礼をしたい旨も伝えました。
最終的には少しばかりのお礼をお支払いすることを伝え、先方にも了承いただきました。
その時に具体的な金額は伝えませんでしたが、1割ほどをお礼としてお支払いする予定です。
この財布が届かなければ、僕は無一文で帰国まで過ごさなければならなかったですし、金額も決して少ないものではなかったわけですから、これくらいは最低限しないとなと思いました。
いやー、財布を落とした時は、
終わった・・・。
と思いましたよ。
元々普段タイで使っている財布と、日本で使う財布は分けているので、タイの財布とタイの銀行やクレジットカード、現金は無事だったのですが、日本の財布はとにかくキャッシュカードやクレジットカードが色々入っていて面倒だったんです。
それが丸々戻ってくるとは、正直期待していなかっただけにめちゃくちゃ嬉しかったです。
もし僕が今度同じように財布を拾う機会があったら、間違いなく警察に届けます。
皆さんも、財布を拾ったらきちんと警察に届けましょうね。←当たり前だろ
そして皆さんも、財布は落とさないよう、失くさないよう気を付けましょうね!
とにかく、今回拾っていただいたTさん、本当にありがとうございました!
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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Shimonogouさん
コメントありがとうございます。
本当よかったです!助かりました!
いつも楽しみに見させてもらっています。
いい人に拾ってもらって本当に良かったですね