どうも、きーきあっです。
昨日に引き続きサッカー観戦旅行記です。興味ない人は完全に置いて行ってしまうような内容なので、お好きな方だけお付き合いくださいませ。
初日はバンコクから寝台列車に乗って、イサーン地方の街シーサケートへ行き、そこでダービーマッチを観戦したという内容でした。
詳しくはこちらからどうぞ!
そして2日目にして最終日。この日はシーサケートからスリンという街へと向かいました。
スリンは象の街として有名で、毎年11~12月に象祭りも開催されます。
この象祭りを見にスリンへ行った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
逆に言うと、この象祭り以外でスリンを訪れる人はそれほど多くないのかも。
そんなスリンへ行った目的はもちろんサッカー観戦。それもダービーマッチです。
昨日の記事でも説明しましたが、ダービーマッチとは同じ街にあるサッカーチームが対戦する試合のことを言います。
有名なところではイタリアのミラノダービーやローマダービー、スペインのセビリアダービー、イングランドのマンチェスターダービーやマージーサイドダービーなんかがあります。
もちろんそれらのダービーとは規模も盛り上がりも桁違いなのは承知の上で来ています。しかもタイの3部リーグの試合ですしね。
でもそんな事は関係ないんです。とにかくサッカーが観られればそれでいいんです。
ということで今回は、
T3リーグ東北地区第14節【スリン・KGM・FC対スリンシティーFC】
の観戦記です!
スタジアムへGO!
前日シーサケートのホテルで1泊したのですが、行きの寝台列車でほとんど寝られなかったこともあって、21時頃には寝てしまっていました。
ビールを飲んでいたせいでもあるのですが、信じられないくらい早く寝て、そしてぐっすりと寝てしまいました。
でもそのおかげで体力は完全に回復し、万全の体調で2日目を迎えました。やっぱり睡眠って大事。
本当はホテルをチェックアウトし、どこかで朝ご飯を食べたりカフェでコーヒーでも飲もうかなと思っていたのですが、とりあえずシーサケート駅へと向かいました。
本当は10時半過ぎの列車でスリンへ行く予定でしたが、駅に着いて窓口のおじさんにスリン行きの切符を買いたい旨を告げたところ、もうすぐ列車が到着するから早く切符を買え、そして早く乗れと言われ、その勢いに押され8時過ぎの列車に乗ることに。
そしてこちらが列車の中。ボックス席がある普通の列車です。
先日の寝台列車とは大違い。
それもそのはず。スリンまでの切符はたった50バーツ(約175円)でした。
シーサケートからスリンまではこの普通列車で1時間半ほど。
景色を眺めたり本を読んだりしている間に、スリンに到着しました。
エアコンなんてなかったのですが、冷たい風が窓から入ってくるので、エアコンよりも寒いくらい。
その証拠に周りのタイ人は真冬のような格好をしていました。
そういう僕もパーカーを着ていましたけどね。
そんなこんなでスリン駅に到着。
こちらがスリン駅です。
駅前には象の像(なんかややこしいな)。さすが像の街スリンです。
スリンに着いたはいいものの、予定よりも2時間早い到着。
そしてスリンではホテルに泊まらずこの日の夜行バスでバンコクに帰るため、休むところがありません。
スリンの街をぶらぶら歩いていたところ見つけたカフェで、ケーキとコーヒーを朝食がわりにいただき、しばし休憩していました。
そんなスリンの街中で見かけた象。
その後昼食をとり、さらにカフェで休憩をした後、いよいよスタジアムへ向かう時間です。
スタジアムはスリン駅から歩いて1時間ほど。
旅行中は歩くのが苦じゃなく、むしろ歩くのが好きなので1時間くらいは十分徒歩圏内なのですが、夜行バスで帰り翌朝は仕事だということを考えると体力を温存しなければ。
ということで、スリン駅からトゥクトゥクでスタジアムまで行くことにしました。
トゥクトゥクのおじさんに行先を告げ、いざスタジアムへ。
ちなみに料金は100バーツ(約350円)でした。料金交渉はせずおじさんの言い値で乗りました。いいんです、こんなご時世ですもの。
それより久しぶりに乗るトゥクトゥクにテンションが上がります。
バンコクではほぼ乗ることがなく、こうやってタイの地方に来た時にしか乗る機会がないですが、タイに来た旅行者がトゥクトゥクに乗ってはしゃぐ気持ちがよく分かります。やっぱり楽しいですよね。
さらに象もこんな近くで見ることができ、テンションアップ!
トゥクトゥクに揺られること15分弱。スタジアムに到着しました。
スタジアムはラジャマンガラ大学という大学の敷地内にあります。
グーグルマップではラーチャモンコン大学という日本語表記になっていますが、地図も載せておきますね。
いざ、観戦!
こちらがスタジアムです。というより、いかにも大学の中にあるサッカー場って感じ。
こちらがメインスタンドです。
チケット売り場が見当たらないなと思っていたのですが、どうやら入場料は無料の様子。
え?本当にいいの?って思いながらメインスタンドへと上がっていきました。
メインスタンドからの眺め。大学の中のサッカー場だということを考えると立派です。
スタンドといっても座席はなく、このような階段のようなところに座って観戦します。
犬もやってきました。
こんなところまで本当に3部の試合を観に来るのかなって思っていたら、意外と人が集まってきました。
さて、両チームの選手が入場してきました。
ピッチを挟んで反対側に見えるのも、観戦するための席です。なるほどあそこでも観られるくらいだから、そりゃ無料だよな。
こちらはアウェイ扱いとなるスリンシティFCの選手たち。
試合前の時点では東北地区で6位につけています。
一方こちらがホームのスリンKGMの選手たち。
チームは13チーム中12位とブービー。なんとかダービーマッチで意地を見せられるか!?
ということで試合が始まりましたが、順位通りというか、チーム力の違いというか、やっぱりスリンシティが終始優位に試合を進めていました。
試合が始まってすぐに、スリンシティの10番、Watthanapon Chinthong(ワッタナポン・チントーン)選手が圧倒的な存在感を見せていました。スリンシティは彼のチームと言ってもいいくらい、まさにチームの王様状態でした。
そのチントーン選手が前半に見事なフリーキックで先制ゴールを挙げ、また後半にも貴重な追加点となる2ゴール目を挙げ、結局0-2でスリンシティがスリンKGMを下しました。
試合の感想なぞ・・・。
前日に観戦したシーサケートダービーはどちらが勝つか最後まで分からない熱戦でしたが、この日のスリンダービーは実力の差がはっきりと出て順当な結果に終わった感があります。
途中でも書きましたが、スリンシティの10番、チントーン選手は本当にいい選手でした。
まだ23歳と若いですし、もっと上位チーム、いや上のカテゴリーでもやれるんじゃないかなって思います。
一方、敗れたスリンKGMも頑張ってました。先制された後も懸命に反撃し、あわやというシーンもあったのですが、そこを決めきれず、反対に追加点を奪われ力尽きた感じです。
一方スタンドもダービーという雰囲気ではなく、大学のサッカー部の練習試合を観ているかのようなまったりとした空気でした。
まあ、それはそれでいいんですけどね。
ということで2試合続けて同じカテゴリーのダービーマッチを観たわけですが、試合の内容もチームの戦力的にもシーサケートの方が上回っていた感があります。
現在リーグ2位のシーサケートFCはもちろん、5位のシーサケート・ユナイテッドもあのサッカーをしていけるなら、もっと上位を狙えるのではないかと思いました。
実際その後の第15節で、相手は最下位のチームながらも6-1というスコアで勝ってましたし。
そして思ったのが、やっぱり生観戦は面白いなあということです。
縁もゆかりも、そして思い入れもないチームの試合でも、生で観ていると興奮しますし、また色々選手の事も覚えたりしますしね。
一人旅をしたいのもそうですけど、もっと色々な場所にサッカーを観に行きたいなと改めて思いました。妻の許す限りですけどね。
さて、サッカー観戦も終わり、夕飯も済ませ、あとはバンコクへと帰るだけとなります。
行きは寝台列車でしたが、帰りは夜行バスを利用しました。
理由は寝台列車はよく遅れるから。というのも翌朝バンコクに到着したら出勤しなければならないのです。
列車が遅れて遅刻なんてことになったら、最悪ですからね。
しかし、なんだこの体力が有り余っている20代みたいな旅のスケジュールは。
で、こちらが帰りのバス。ナコンチャイエアーという会社のバスを利用しました。
こちらの会社のバスは高級感溢れる車内とネット予約ができることで、タイ地方の旅では重宝しています。
こちらが車内です。座席の間隔も広く、乗り心地は最高です。
ちなみに金額ですが、スリンからバンコクで399バーツ(約1,396.5円)です。
このバスに乗って、6時間半ほどでバンコクに到着。
その後タクシーで帰宅し、仮眠をとってから出社したのでした。本当元気。
というわけで、1泊4日(寝台列車と夜行バスでそれぞれ1泊ずつ)というハードなスケジュールと、3部リーグのダービーマッチをハシゴ観戦という、マニアックな旅は終わりました。
月曜日の朝は本当に辛かったですが、やっぱり一人旅そして地方のサッカー観戦は楽しかったです。
気軽に旅行できないご時世ではありますが、また機会を見つけてどこかふらりと旅に出たいと思います。
以上、きーきあっがお伝えしました。
それではまたまた!
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